約 3,515,410 件
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutau2/pages/2746.html
※ぺにまむ、すっきり表現あり。 ここはお兄さんの虐待部屋。 机の上には全身におびただしいねじを埋め込まれたまりさ。 その目前には大きめの水槽。 水槽の中身は…成体サイズのれいむが一匹と、子まりさと子れいむが2匹ずつ。 お兄さんが胎生妊娠してずりずりと這うことしか出来ないれいむをまず捕獲すると、母親を助けるために駆けつけた 子ゆっくりが足元にポムポムと体当たりをし始めた。 それを次々と水槽に放り込み、あっさりと作業は完了したのだ。 「では泥棒まりさの共犯者である家族の皆さんにも、罰を受けてもらいまーす」 「おにいしゃんはなにをいってるの?ばかなの?」 「れいみゅたち、どろぼうなんてしてにゃいよ!このくしょじじい!」 「はやくここからださないと、おとうしゃんにやっつけてもらうのぜ!?あやまるならいまのうちなのぜ!ぷくーーー!」 「れいむはすっごくつよくなったんだよ!おこらせないほうがみのためなんだよ?ぷっくーーー!」 早速だぜまりさから教わった言葉や威嚇を実践してみせる子ゆっくりたち。 ただ真実を知る母れいむだけは、ただただ蒼白な顔のまま膨らんだ腹部を庇うように水槽の隅に身を寄せていた。 お兄さんはまりさのおぼうしを棚から持ってくると、そっとまりさのねじだらけの頭部に置いた。 「まりさは、みんなのまりさだったんだよ。このおうちに泥棒さんに入ってゆっくりごめんね。 でも、それはみんなのお腹をいっぱいにしたかったからなんだ。みんなにも責任があるんだよ? だからみんなでお兄さんにごめんなさいをしようね!みんな一緒だったらきっと耐えられるよ」 「「「「ゆがーーーーーーーーん!おとうしゃんだったのぉぉぉぉぉ!?」」」」 「人間さん、賭けはまりさの勝ちなのぜ!れいむ達にひどいことをするのはやめるのだぜ!」 その時、だぜまりさはとうとう我慢できずに叫んでいた。 今まで接してきた人間は相手の条件を飲んでいれば、向こうもキチンと約束を守ってきた。 だぜまりさは、今回の件でこのお兄さんは自分を信頼し、れいむ親子とのゆっくりした生活がこれから始まるものと信じきっていたのだ。 そしてその信頼を隠れ蓑にいつか寝首を掻くつもりだった。 お兄さんは虐待用の道具の準備が忙しかったのだが、一段落したので手を休めてまりさの方に振り向く。 「よく聞いてまりさ。このれいむ達は罰を受けるけど死んじゃうわけじゃないんだ。 その後にみんなでゆっくり生活するんだから、別に約束を破るわけじゃないだろう?」 「ゆふふふふ、まりさと一緒だよ、みーんなまりさとお揃いになるんだよ!お前だけ仲間はずれだねー」 机の上に居るので姿は見えないが、針ねずみになったまりさがお兄さんの言葉に合いの手をうつ。 「ぞん゛な゛ごどじだら゛ゆ゛っぐり゛でぎなぐな゛る゛の゛ぜ!!」 「あれれ、ご不満かな?じゃあこうしよう。まりさがボクをやっつけれたらみんなを解放してあ、げるっ」 言い終わるが早いか、お兄さんの右足のつま先がだぜまりさの頬にめり込む。 ボムっっ!! 「ゆべっ!!」 一切の手加減の無い蹴りは、だぜまりさを壁に止められるまで吹き飛ばすのに充分な威力だった。 お兄さんは役目が終わっただぜまりさにもう興味は無かった。 利用価値があるとすれば、このゆっくりを唯一の頼りとしているれいむ親子に全く歯が立たずに殺される姿を 見せつけるくらいがせいぜい関の山だろう。 だぜまりさは真正面からこの人間とやりあって勝てるつもりは無かった。 この家に来てボロクズのようなまりさを見た瞬間、前の飼い主とは完全に違う側の人間だと悟ったからだ。 だからこそ寝首を掻くチャンスを狙っていたのだ。 しかし、ここで自分の家族の前で命乞いをするような無様な姿を晒すわけにはいかない。 それは彼女をこれまで支え続けたプライド。 それは彼女をこれから殺すであろうプライド。 どの道お兄さんは殺すと決めたのだから、逃げようとしても結果は変わらなかったであろう。 「やってやるのぜーーーーーーーーー!!」 本当にあっさり、だぜまりさは哀れな饅頭の残骸になった。 水槽の中の家族は目をそむけてすすり泣くだけだった。 「じゃあ気を取り直して、まずはみんな仲良く足焼きターーーイム!」 明るく言い放つとお兄さんは軍手を装着し水槽から子れいむを2匹、左右の手でむんずと鷲づかみにして取り出す。 2匹がおそらをとんでたどり着く先は、もうもうと熱気を放つホットプレート。 ご丁寧にも油が薄く引いてあり、熱さ調整用のつまみは当然最強を指している。 「ゆっくりぷれいとに着地~」 眼下の地獄から逃れようと、じたばたもがく2匹を握ったまま鉄板に押し付ける。 ジュウウウウウウウウウウウウウウウウウッッ。 「だじゅげでお゛があ゛じゃぁぁぁぁぁぁぁん゛っ!!」 「あぢゅい゛よ゛あぢゅい゛よ゛お゛ぉぉぉ」 ただ上に放り投げただけでは、跳ねて逃げられてしまうのである程度底部が焼けてしまうまではしっかりと押さえ続ける。 産まれて初めてだろう激痛に、2匹はすぐに力無く助けを求める事しかできなくなる。 動けなくなったのを確認すると、お兄さんはすぐさま次の子まりさ2匹を同じように鉄板に押さえつけた。 「あづいよ゛…あづいよ゛…あづいよ゛…あづいあづいあづいあづい」 「ゆ゛っ゛ゆ゛ゆ゛っ゛ゆ゛っ゛ゆ゛ゆ゛っ゛」 「ま゛り゛じゃのあ゛ん゛よ゛うごがなぐなっじゃうの゛お゛ぉぉぉぉ」 「どう゛じでおがあしゃんれいむをたすけてくれないの゛ぉぉぉおおおおおおお?」 底部がこんがり炭化した子ゆっくり4匹は、まりさお父さんのすぐ傍らに並べられた。 「おちびたち、とっても熱いよね?とーーってもとーーーっても苦しいよねっ!? わかるよわかるよそうだよねそうだよねっ。おとうさんもすっごく頑張って耐えたんだよ!? 一緒だねっ、真っ黒こげこげのあんよがお父さんと一緒だねっ!」 もはやまぶたで保護されてない眼球は、乾いて表面にうっすら謎の膜が張っており、視力はかなり低下していたのだが まりさは焼ける音と臭いと絶叫で子供たちの様子を把握し、まさに喜色満面と言った所だった。 「さあ、あとはれいむだけだよ。みんなで仲良くまっ黒あんよだよ!!あいつになんか渡すもんか!あんなやつにっ! みんなっ!まりさの家族だっ!!みんな揃って!!みんな仲良くっ!!」 まりさが興奮気味に囃し立てる。歯茎まで剥き出しなのでまわりにいる子ゆっくりに唾が飛びまくる。 お兄さんはそれを受けて鼻歌まじりに水槽のれいむを両手で掴み挙げる。 「れいむはお腹の赤ちゃんに影響があるからいけないなあ」 れいむは一瞬、ほっとした表情になる。 「だから弱火でじっくりいこうね!」 本当に一瞬だけのことだった。 「ゆ゛ぎぃいいぃぃぃぃぃぃ、ま゛り゛ざごめ゛ん゛ね゛。ごめ゛ん゛ね゛ぇぇぇぇぇぇ! れ゛い゛む゛を゛ゆ゛る゛じでね゛ぇぇぇぇ!!!」 お兄さんにしっかりと頭を押さえられて、じわじわ底部を焼かれつつもまりさに詫びるれいむ。 ボロボロと流れ落ちる涙は贖罪のためか、単に熱いだけなのか。 「違うよれいむ。まりさはぜんぜん怒ってないよ。あのまりさは永遠にゆっくりしちゃったし、れいむはこうして またまりさの所に帰ってきたんだもん。もう一緒だよね。ずっとずっと一緒だよね。 だってあんよが痛くてもう動けないもんね!アハハハハハ!!」 お兄さんはれいむが跳ねることが出来なくなったのを確認すると、温度を一番低めに設定して子ゆっくりたちの方に 向かった。 「やれやれ、あれだけお父さんに注意されたのにボクに向かってゆっくりできない言葉を使ったり、ぷくーをしたり 悪い子達だね。そんな子にはたくさんたくさーーんおしおきが待ってます」 「アハハハ、お兄さん、ねじねじするんだね!?おちびたちもねじねじされちゃうんだね!? すっごくすっごく、いたいいたいだけど大丈夫!お父さんがついてるからね!」 対する子ゆっくりたちは足焼きのダメージが抜けないのか、何も言い返す元気が無い。 最後の頼りの母親も、現在進行形で惨劇の真っ只中なのだ。 おびえた8つの目がお兄さんを見上げる。 「そうそう、行き倒れてたキミたちを保護して丁重におもてなししたのは別に可哀想に思ったからじゃあないんだよ?」 お兄さんが手にしているのは愛用の十字ドライバー。 「弱ってるゆっくりをいじめたらすぐ死んじゃうからね」 空いている左手で、子れいむを仰向けに倒して軽く握る。 すべすべでなおかつしっとりとした皮、ぎっしりと詰まった餡子が指で加えた力をしっかりと反発する。 このお家に来て以来、一日3食あまあまを好きなだけ食べたゆっくり達の栄養状態は、極上と呼べるものだった。 贅沢をさせていたのは、何もまりさへの当て付けだけでは無かった。 全てはこの時のために。 お兄さんはもう我慢が出来なかった。 ねじこみたい。 その衝動を4匹の子ゆっくりたちに次々に叩きつけてゆく。 「ゆぎっ!ゆ゛ゆ゛ッゆ゛ゆ゛ッ!ゆ゛ゆ゛ッ!!」 「アハハっ!痛い?苦しい?大丈夫だよ!!おとうさんがあとでぺーろぺーろしてあげるからね! いたいいたいなんてゆっくりしてないですぐどこかに飛んでっちゃうよ!」 他の姉妹たちは恐怖のあまり、あるものはただ目を瞑り悲鳴だけを聞き、またあるものはすぐ次は自分の番なのだと虐げられる 姉妹を涙を流しながらただ凝視する。 「そろそろいいかなー?選手こうたーーい」 お兄さんはぐったりとした母れいむをホットプレートから持ち上げ拘束台に仰向けに固定すると、入れ違いで子ゆっくりたちを 再び灼熱の地獄に投入していく。 その底部には丁度4本のねじのあんよが生えて、さながらお盆のナスで作る精霊馬の短足バージョン。 お兄さんの絶妙の加減によって、そのねじの先端は中枢餡のギリギリ手前で止まっている。 「ほーらだんだん熱くなるぞー」 お兄さんがホットプレートの温度設定を再び最大にしてしばらくすると、熱がステンレスのねじを伝ってゆっくりたちの餡子を 直接焦がし始める。 人間で言えば脳をライターで炙られているようなモノだろうか。 4匹の子ゆっくりはそれぞれが百面相のようにデタラメに表情を変え口からは意味不明のもう言語とはよべない奇音を発し、 全身の各部が自分の意思とは全く関係なしにビクビクと痙攣した。 しかし意外にも瞳には理性が宿っており、自分で自分を制御出来ない状況に苦しんでいるようだった。 お兄さんはホットプレートから流れ出す四重奏をしばらくうっとりと聞いていたが、やがて最後の仕上げにとりかかる。 子供たちの奇声を聞いて「がんばれ!がんばれ!」と励ましていたまりさをねじに触れないようにそっと底面から抱き上げ、 拘束されたれいむの前まで連れてゆく。 「ねえまりさ、チビ達は妹を欲しがってたみたいだけど。これから作っちゃおうか?しばらくご無沙汰だったんでしょ?」 そう言うが早いか、両手の中のまりさを激しく振動させ始める。 「ゆゆゆっ!?ゆふ………ゆふん……ゆっふ…ゆっふうおおおおおおおおお」 徐々に呼吸が荒くなり、ぺにぺには天を突き、むき出しの歯茎からはだらしなく涎を垂れ流す完全発情まりさが誕生した。 「や、やめてまりさ!今おなかには赤ちゃんがいるんだよ!すっきりなんてしたくない!だめ゛ぇぇぇぇぇぇぇ!」 激しくいやいやをするように、拘束されたまま体を左右にくねくねと動かして逃れようとするれいむ。 お兄さんはそんなれいむの下腹部にまりさの下部をそっと着地させる。 涎と体から染み出した透明な粘液によってヌチョヌチョと音を立てながら、まりさはぺにぺにを突き立てるべき場所を 探り当てる。 「ゆふふ、れいむとすっきりするの本当にひさしぶりだね。どんなにまりさのぺにぺにがすごいのか忘れちゃった みたいだし張り切っちゃうよ!」 「ね、お願いだからまりさやめてね!すっきりなんてしたられいむの赤ちゃんがっあ゛あ゛ぁ゛ぁ゛」 れいむの言葉を無視し、挿入と同時に高速でピストンを開始するまりさ。 「ほらほらほら!まりさふにゃぺになんかじゃないでしょぉぉぉぉぉぉ!?」 「ゆ゛ぎっ!も゛う゛や゛め゛でっ!」 「見て見て!お父さんとお母さんがすっきりして!こうやって激しくすっきりしておちびたちが産まれたんだよ!」 「ま゛り゛ざお゛ね゛がい゛……」 「おちびたちのお父さんとお母さんは、まりさとれいむだけなんだよぉぉぉぉぉぉ!」 スパンスパンと腰をを打ち付ける音が響く中、れいむは目をかっと見開いたまま口からはダラダラと餡子を垂れ流し始めた。 それを見たお兄さんは、オレンジジュースをすぐ使えるように準備を開始していた。 「ゆっふ!ゆっふ!もう、すぐ!かわいい妹達を!みせてっ!あげるからねぇぇぇぇぇ! す、す、すすすすすすすっきりぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!」 恍惚の表情を浮かべ、これでもかと海老反りの姿勢で快感の度合いを表現するまりさ。 お兄さんはまだ息が荒いまりさをどけて、れいむの口にオレンジジュースをドボドボと流し込む。 ケホケホとむせながらも即座に息を吹き返すれいむだが、その顔はみるみる苦痛に歪む。 「い゛っ痛゛いぃぃぃぃぃぃ!お゛な゛ががぁぁぁい゛だい゛よ゛ぉ゛ぉ゛!」 まむまむがミチミチと開き始め、水っぽい餡子が流れ出し始めて数秒後、ボロリボロリと餡子の塊のようなものが 3つ穴からこぼれ落ちた。 それはまだ赤ゆっくりの出来損ない。 それは胎児ゆっくりだったもの。 れいむは流産したのだった。 「アハハハ!さすがまりさのれいむだね、もう産まれたんだ!赤ちゃんたち、まりさがお父さんだよ。 家族が増えたんだもん!まりさこれからはもっともっと頑張らないといけないね!」 「あ゛がぢゃん゛……。じっがり゛じで!ゆ゛っぐり゛じでい゛っでね゛!ゆ゛っぐり゛じでい゛っでね゛ぇぇぇぇぇ!」 返ってくるはずの無い返事を求めて、れいむは叫び泣きじゃくる。 そんな母親を終始見ていた子ゆっくりたちの目からも、とめどめもなく涙が流れ落ちる。 ただ一匹、まりさは「赤ちゃんたち、ゆっくりしていってね!」と新たな家族の誕生に歓喜するのだった。 「さあて、これで全部の罰は終わりです。みんなお疲れ様!」 お兄さんはダンボール箱を用意し、そこにまりさとれいむと子供4匹、そしてだぜまりさの残骸と死んだ赤ゆを放り込む。 「ボクがお家に運んでいってあげるよ。家族みんなでおうちにかえろ♪」 「ありがとうお兄さん!おうちでみんな一緒に暮らすんだ!ずっとずーーっと一緒だよ!」 「あ゛がぢゃん゛……ゆ゛っ゛ぐり゛…………」 お兄さんはダンボールをゴミ捨て場に捨てた。 そこは一家の新たなゆっくりぷれいす。 みんな仲良くあんよは真っ黒。 お父さんはハゲハゲのねじねじでいつもニコニコ。 お母さんは餡子の塊をぺーろぺーろしながら話しかけ続けます。 ちびゆっくり姉妹達はもう、ゆーーとしか喋れないし、たまに狂ったように痙攣を始めます。 ダンボールのおうちでだぜまりさを食べながら、永遠にゆっくりする時がくるその日まで。 みんないっしょ。 ずっとずっと一緒。 ○最後まで読んでいただき、本当にありがとうございます。 過去に書いたSS ゆっくりいじめ系2467 週末の過ごし方 ゆっくりいじめ系2519 この世の終わり ゆっくりいじめ系2589 UFOキャッチャー このSSに感想をつける
https://w.atwiki.jp/futabayukkuriss/pages/2754.html
過去に書いたもの ふたば系ゆっくりいじめ 775 ゆっくりと黒豆 ふたば系ゆっくりいじめ 911 ゆっくりとお預かり ふたば系ゆっくりいじめ 930 ゆっくりとバレンタイン ふたば系ゆっくりいじめ 1031 ゆっくりと津波 ふたば系ゆっくりいじめ 1132 ゆっくりと毛皮のフード 作:しがないあき 『ゆっくりと寒の戻り』 私はしがない虐待お兄さん。 現在は冬物のコートをクローゼットから引っ張り出し、愛犬・ミニチュアダックスのポチと夜の散歩中である。 ここ数日は寒の戻りだと天気予報が言っていた通り、四月だというのに寒い日が続いている。 だが、寒いからといって散歩はお休みにはならない。 犬は喜び庭駆け回りとは雪の事だが、この程度の寒さでもやはりポチは元気一杯なのである。 「ゆゆっ! じじい、れいむはしんぐる(ry」 ……ゲスが沸く事に定評がある近所の公園付近を散歩コースから外すべきか本気で迷う。 何せ、最近は今のように野良のゆっくりから絡まれる事が少なくないのである。 私一人なら即ヒャッハータイムに突入なのだが、如何せん私の隣には尻尾を振ってれいむを歓迎モードのポチがいる。 お陰で私は攻撃出来ないのだが……むしろ最近は、ポチを連れている時を狙ってきているのではないかとすら思う始末である。 「じじい、むししないでね! れいむはしんぐる(ry あまあまを(ry」 それにしても、相も変わらず脳内お花畑な饅頭である。 ここ数日は冬に逆戻りしたみたいな気候だというのに、頭の中が春真っ盛りとは羨ましい事この上ない。 「……テンプレ台詞はもう聞き飽きたぞ。ていうか寒いのによくそんなに動けるな、お前」 「ゆっ? なにいってるの? いまははるさんなんだよ? ふゆさんはもうおわったんだよ? じじいはばかなの? しぬの?」 今の台詞もそうだが、こいつの声のトーンからさり気ない嘲笑を含めた表情まで、もう全てがムカついて仕方がない。 ポチがいなければ即刻ミンチにしてやりたいくらいである。 ……それはともかく、こいつはまさか寒さを感じていないのだろうか? 「はるさんはとてもゆっくりしているんだよ! ぽかぽかしてあったかくてしあわせーなんだよ!」 「いや、確かに今は春だが、ここ数日は普通に寒いだろ。天気予報でも気温が五℃とか言っていたし……」 「ゆゆっ? ……いわれてみれば、なんだかさむくなってきたよ……」 ……まさかこいつ、春が来たと思い込んでいる為にここ数日の寒さに気付いてなかったのだろうか? 「……ゆわわわわ! さっさささ……さぶいいいいいいいいいいい!」 「こいつ、本当に寒さに気付いてなかったのか……」 恐らくは、ゆっくり特有の"思い込み"の作用だろう。 ゆっくりは人間に比べても凄まじく思い込みが激しく、それがモロに自身に影響するものである。 ご飯を十分に食べていても餓えを感じれば途端に餓死するし、逆に明らかに致命傷を負っていてもそれに気付かず生きている事もある。 まあ、要するにいい加減な生物なのである。 だから、即凍死するような氷点下という訳でもない現在の寒さ程度なら、素で気付いてなくても不思議ではないのだろう。 何せこいつは今の今まで、"もう春が来ているのだから寒い筈がない"と思い込んでいたのだから。 「どっどぼじで!? れいむはさくらさんをむーしゃむーしゃしたよ!? たんぽぽさんだってむーしゃむーしゃしたんだよ!?」 「春は来てるけど寒さが戻ったって事だろ……冬が戻ってきたと言うべきか? まあ、今まで気付かなかったのがすごいな」 「さ、さむいよぉ……どうしてふゆさんかえってきたの……? れいむ、もうおうちかえる……」 ガチガチと歯を鳴らし、れいむは近所の公園の中へ撤収していく。 いつもながらの饅頭のアホさを楽しんだ私は、ポチを連れて帰路に着いた。 ※ ※ ※ 亡きまりさの忘れ形見である子れいむと子まりさのご飯を探しに出たれいむは、結局何も手に入れる事なく公園の住処へと帰ってきた。 しかも、まるで真冬のようにガタガタと体を震わせながらである。 「ゆ、ゆっくりただいま……」 「「ゆっくりおかえりなさい、おかあさん!」」 「お、おちびちゃん……きょうはごはんはないけど、おかあさんとすーりすーりしようね……」 ダンボールを横倒しにしただけの簡素極まりない自宅に入り、両脇に子れいむと子まりさを侍らせるれいむ。 「すーり、すーり……おかあさん、あったかいね!」 「すーり、すーり……ゆゆーん! ごはんがなくても、まりさとってもしあわせーだよ!」 二匹の子ゆっくりは、最愛の母とのスキンシップに幸せ全開である。 ……が、二匹の真ん中に陣取るれいむの方はというと―― 「お、おちびちゃん! もっとおかあさんにくっついてね! もっとすーりすーりしてね!」 「「ゆっ……ゆゆっ?」」 と、更なるすりすりを要求する始末。 「お、おかあさんどうしたの?」 「おかあさん、なにかゆっくりできないの?」 明らかに通常に比べて過剰な……まるで、真冬の一番寒い頃のようなその要求は、二匹の子ゆっくりを困惑させ始めていた。 二匹がスキンシップの為でなく、むしろ摩擦熱を生じさせんが為にすりすりを繰り返し始める中で、歯をカチカチと鳴らすれいむ。 なにか、ゆっくりできない――その思いは、確実に伝染していく。 「すーり、すーり……さっささままままままま……」 「すーり、すーり! おかあさん、そんなにふるえてだいじょうぶ!?」 「すーり、すーり! おかあさん、ゆっくりしてね!?」 目を見開き、歯茎を剥き出しにして強張るれいむの両脇で、二匹の子ゆっくりの懸命のすりすりは続いていた。 だが、家がフタもしていないダンボール箱では、隙間風どころか冷たい風がもろに直撃する。 たかが子ゆっくりのすりすり程度でれいむの体温が上昇する筈も無く、むしろ益々下がっていくばかりなのである。 「さ、さむいよぉ……」 「おかあさん、ゆっくりしてね!? いまはもうはるさんだよ! さむいさむいふゆさんはもうおわったんだよ!?」 「おかあさん、きのういっしょにさくらさんをむーしゃむーしゃしたよね! ゆっくりしてね!?」 「お、おちびちゃん……いまはね、またさむくなってるんだよ……ふゆさんがかえってきちゃったんだよ……」 「「……ゆ?」」 れいむの告げた衝撃の一言に、ただでさえ絶望的に動作不良の餡子脳が完全に停止する子れいむと子まりさ。 だが、目の前のれいむの震え方は……今にして思えば、寒がっているのか……は、やがて今の一言と結ばれていく。 「……そういえば、なんだかれいむもさむいきがしてきたよ……」 「ま、まりさも……さむいよ……」 冬型の気圧配置に逆戻りしてから二日目を迎え、ようやくれいむ一家は世間の反応に追い付いた。 ……勿論、それは破滅の始まりを意味するのであるが。 ヒュオオオオオ…… 「さっさっさっさまままままままままあ!?」 「さむいよおおおおおおおおおおおおお!?」 「さむいいいいいいいいいいいいいいい!?」 今までに無い強く冷たい風が公園を吹き付け、ダンボールの家の中で飛び上がるれいむと子ゆっくり二匹。 "春だから寒くない"という思い込み……言わば彼らの最初で最後の盾が粉砕した今、もはやこの場は地獄と化した。 「お、おちびちゃん! すりすりしてね! おかあさんをすりすりしてね!」 「おかあさん、まりさ! れいむのよこですりすりしてね! れいむさむくてしにそうだよ!」 「まりさをすりすりしてね!? まりささむいのいやだよ!」 狭苦しいダンボールの中で彼らが取った行動は、傍から見れば押し競饅頭。 ……よく見てみれば、三匹の真ん中を陣取り、風除け確保&両脇ですりすりさせての体温確保を狙って押し合っているだけなのだが。 「おちびちゃん、おかあさんはさむいさむいでつらいんだよ! ゆっくりりかいしてすりすりしてね!」 「なにいってるの!? れいむはさむいんだよ! かわいそうなんだよ! だかられいむをすりすりしてね!」 「まりさはさむくておなかまですいてるよ! おかあさんはごはんをもってきてね! れいむはまりさをいっぱいすりすりしてね!」 「ゆゆっごはん! おかあさん、れいむにきょうのごはんをはやくもってきてね! たくさんでいいよ!」 「こんなにさむいのにごはんなんてさがせるわけないでしょおおおおおおおお!? ゆっくりりかいしてねええええええ!?」 「「ごはんもさがせないなんておかあさんはげすだね! こどもがかわいくないの!?」」 「どぼじでぞんなごどいうのおおおおおおおおおおおおおお!?」 ヒュオオオオオ…… 「「「さっさっさっ……さむいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!」」」 互いに温めあう事すら忘れて罵り合う親子には、なおも冷たい風が吹き付ける。 風は喧嘩を一時仲裁し、そしてその直後に再び争いを生み出すのだが……幸いな事に、この風はこの晩、休む事無く吹き荒ぶ事になる。 ※ ※ ※ 私はしがない虐待お兄さん。 先日の寒い一日から一夜明け、早速今朝もポチとの散歩中である。 出勤前のこの散歩にもすっかり慣れた物だ。朝早くに散歩とは少々年寄り臭い気もするが、今や私の生活の一部になっている。 ――おっと、近所の公園の入口に行き倒れゆっくりを発見。 ポチが近寄らないようにリードを短く持ってゆっくりに近付いていく……成体のれいむと、子ゆっくりのれいむとまりさのようだ。 三匹とも見るからに色が白くなっている……間違っても美白ではなく、顔面蒼白という意味で。 恐らくはここ数日の寒さにやられ、公園から逃げ出そうとして力尽きたと言った所か。 「……たす、け……」 おお、成体のれいむはまだ息があるらしい。とは言っても虫の息だが。 「……きのうの、じじい……さむいよ……」 ……何だ、こいつはどうやら昨夜の散歩で出会ったれいむらしい。 この分だとあの後、たっぷりと寒の戻りを満喫出来たようだ。 「じ、じい……れいむのさむさをなんとかしてね……あまあまもだよ……そこのげすにはなにもあげなくていいから……」 ……昨日れいむはシングルマザーだよ(キリッっとか言っていたのを見るに、横の子ゆっくり二匹はこいつの子供なのだろう。 母性溢れるれいむ種らしいほのぼのとしたお願いである。 ここはれいむの目の前で子ゆっくりをたっぷり厚遇してやるのが適切なのだが…… 「まあ、お前の子供には何もやらんよ。そいつらもう死んでるし……」 「ゆ? ……ゆへへ……げすはしんだんだね……れいむをゆっくりさせなかったけっかがこれだよ……」 うーむ、台詞を聞くだけで昨晩の一家の奮闘ぶりが目に浮かぶようである。 それによく見ると三匹とも体のあちこちに傷がある。 わざわざリスクの高い寒い時に親子で血みどろの喧嘩をするとは、さすがはゆっくりだ。 「……じじい……あまあまを……れいむ、さむいよ……」 それにしても余程寒いのだろうか? 何でまだ生きているのか不思議な位に色が白い。 饅頭である事を考えれば皮膚の色として適切な気もするが、それでも欠片も食欲が沸かないのが不思議である。 「……フーッ」 「ゆっぴぉおおおおおおおおお!?」 れいむの前に屈み込んで、口から思いっきり息を吹きかけてみたのだが……凄い悲鳴である。 ポチが怖がらないかと慌てて振り返ったが、ポチは頭上のモンシロチョウを尻尾を振って見つめていたのでセーフだった。 しかし、寒がっているので嫌がらせのつもりで息を吹きかけてやったのに、下手な虐待より凄い悲鳴を聞けるとは予想外である。 「さ、さむさむさむさむさむ……」 「フーッ!」 「ゆっぴっぷっ!?」 もう一度、さっきより強く息を吹きかけてやると、今までに聞いた事がないような悲鳴を上げて硬直するれいむ。 ……そのまま全然動かなくなってしまった……まさかとは思うが……やはり、死んでいた。 氷漬けにされたような白さ、顔のあらゆる場所を刻み込んだ深い皺、見開かれた両の眼……れいむの最期は、あまりに壮絶な物だった。 単に冬場に凍死したゆっくりに比べても、実に無残なその姿。 春を謳歌している最中に真冬同然の寒さに晒されたという落差の結果なのか……これは、今後の虐待で試してみたいと思う。 何にせよ、息を吹きかけただけでゆっくりが死んだというのは、虐待お兄さんとして箔が付くのではないだろうか。 私がれいむ親子に別れを告げた時、ポチもまた、頭上のモンシロチョウとお別れの時間を迎えていた。 ヒラヒラと去っていく蝶を少し寂しそうに見ているが、私が歩くのを再開すれば、途端に走って横をぴたりと行進する。 ポチの姿を見ていると、今日もまた、夜の散歩まで一生懸命働こうと思えるものだ。 それにしても、ゆっくりの思い込みがこれ程の面白い事態を引き起こすとは……私は内心声を出して笑いたいのだが、必死に堪えていた。 子ゆっくりがいつ死んだのかは定かではないが、少なくとも今この場で死んだれいむはもうアホとしか言いようがないのである。 ゆっくりの"春なのに寒くなった"という思い込みの酷さは……本当に笑うしかない。 ちなみに、現在の気温は十五度。凍死するには程遠い、実に穏やかな晴れの天気だった。 【完】 このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! ◆SS感想掲示板 10作品未満作者用感想スレへ ※書き込む時はSSのタイトルを書いて下さい。 コレをコピーしてから飛びましょう→『ふたば系ゆっくりいじめ 1319 ゆっくりと寒の戻り』 トップページに戻る
https://w.atwiki.jp/futabayukkuriss/pages/2062.html
ある夏のれいむ一家 37KB 自業自得 自滅 野良ゆ 赤子・子供 ゲス 現代 このssは、ほんの少しのうんしーと適当な設定で出来ています ・なんか設定におかしい部分があるって…? そういう細けぇ事はいいんだよ!って事でお願いします。 勿論細かいことで済まされないなら喜んで叱られますが。 では、ゆっくりしていってね!!! それはサンサンと太陽が照りつける、ある夏の暑い日の出来事。 ××県は湯逆(ゆさか)市内の公園にて。 小さな噴水が片隅に鎮座しているこの公園は今日も人々の憩いの場として親しまれている。 が、ここは自然が豊かな公園。勿論集まるのは人間だけとは限らない。 身を隠す場所も大量にあるが故に、集まるのはほんの少しの野良犬や野良猫、そして――― 「おちびちゃん!きょうもいっしょにみんなでゆっくりしようね!」 「ゆっくち!ゆっくち!」 「れーみゅおにゃかしゅいちゃよ~…」 「きゃわいいれーみゅがだれきゃにあみゃあみゃもらえりゅようにいっちぇみりゅよ!!」 「じゃあまりしゃもてつだうんだじぇ! だれでもいいかりゃあみゃあみゃうばいとっちぇやりゅんだじぇ!!」 「ゆゆ~ん♪みんにゃゆっくちしちぇりゅにぇ!!きゃわいくちぇごめんにぇ!!」 野良ゆっくりだ。 平日ならば人も少ないこの公園は野良ゆっくりにとって絶好の住処である。 普通ここまで整った環境であれば野良ゆっくりであふれ返ると思われるが、そんなことはない。 馬鹿な野良は、餌を採りに行く際に下手を打って皆死んでしまうので適度に数が減るのだ。 おまけに何も考えずに公園を荒らしまわる馬鹿も、 人間が手を下すまでもなく縄張りを荒らされて怒った野良犬なんかに殺されるので景観が損われることも無い。 よって、ここには上手く立ち回り静かに生きる(比較的)善良な野良しか住んでいなかった。 その筈なのだが・・・ 「むーしゃむーしゃ、それなりー。 まったく!ぐずのまりさのせいでこんなものたべなきゃいけないよ!! こうえんさんはもっとしんぐるまざーのれいむにやさしくしてね!ぷんぷん!!」 「げっぷ。おなきゃいっぱいになっちゃよ! でもあみゃあみゃならもっちょたべれりゅかりゃだれきゃもっちぇきちぇにぇ!たくしゃんでいいよ!!」 「おちょーしゃん・・・じゃなくちぇあにょやくたたじゅがいけにゃいんだよ!! でもしゃいごにあみゃあみゃたべしゃしぇちぇくれたのはほめちぇあげちぇもいいよ!!」 「あんにゃぐじゅまりしゃのことはもういいのじぇ! おなきゃいっぱいになっちゃかりゃこれかりゃみんにゃでぴょんぴょんちてゆっくちしゅりゅのじぇ!!」 どこをどう見ても賢くも善良にも見えない、花壇の花を食い荒らす饅頭一家がひとつ。 成体れいむが一匹に赤れいむが三匹、そして赤まりさが一匹という構成だ。 飛び交う言葉の汚さとは裏腹にその体は野良にしては意外と綺麗である。 しかし一家全員。特に親らしき成体れいむが醜く膨れ上がっていた。 ロクに動きもせずに食っちゃ寝食っちゃ寝していればこうなるという見本のようだ。 それでも構わず、醜い体を揺らして赤ゆたちは跳ね回る。 「ゆっゆ~ん!おちびちゃんたちとってもゆっくりしてるよぉ~!! さすがかわいいれいむのじまんのおちびちゃんだよぉ~!!!」 そして親れいむはそれを見てニヤニヤと笑っていた。 れいむ自身は微笑ましく笑っているつもりなのだろうが、傍から見れば気持ち悪い事この上ない。 心根の醜さが顔に表れているのだろうか。たったそれだけでせっかくの整った公園の光景が台無しだ。 「おっきなたてものしゃんにいちばんのりだじぇ!まりしゃのかちなんだじぇ!!」 「ゆふっ!ゆふっ!こんなにたくしゃんうんどーちたのはじめちぇだよ!!」 「もうしゅこしちたりゃまたごはんたべようにぇ!! しょのまえにおにゃかしゅかしぇるためにうんうんしゅるよ! きゃわいいきゃわいいれーみゅのしゅーぱーうんうんたいみゅはじまりゅよ!!ちゅっきりー!!!」 「ごはんのまえのうんうんはゆっきゅちできりゅにぇ! れーみゅもちーちーちたくなっちぇきちゃよ!ちゅっきりー!!!」 人が居ない公園を我が物顔で跳ね回る赤ゆっくり。 この公園の象徴とも言える噴水の前で排泄物を撒き散らしている。 人目が無いからといってやりたい放題だ。もっとも、あったらしないのかと言われても微妙な所だが。 「れーみゅちーちーちたかりゃまたぴょんぴょんできりゅよ!」 「まりしゃなんきゃもっちょいっぱいとべりゅんだじぇ!」 「れーみゅだっちぇもっちょぴょんぴょんできりゅよ!ゆっくちみちぇちぇにぇ!」 早速出すものを出して身軽になった赤ゆたちはそこら辺を跳ね回っている。 しかし、ただでさえ運動に慣れていない様子の赤ゆっくりが身軽さを持て余して跳ね回った場合どうなるのか? 答えは至極簡単。 「ゆっきゅち!ゆっきゅち!ゆ・・ゆっ!?ゆぶっ!!!」 「ゆっ?ちゅるっちぇ・・・ゆげっ!!」 「ゆ、ゆ、ゆ・・・おちりゅっ・・・ぎゅ!!!」 「ぴょーんぴょーん・・ゆっ?おしょらを―――ゆぴゃん!!」 踏み外して噴水へとダイビングだ。 慣れない体を目一杯使った結果、真っ直ぐ跳ねれずバランスを崩す。 噴水の淵で調子に乗って飛び跳ねていた赤ゆたちは、当然のようにあんよを滑らせて全員噴水の中に落ちてしまった。 「ゆっゆ~ん♪ゆ……お、お、お、おぢびぢゃぁぁぁ゛ぁ゛ん゛!!?ゆっぐりじでぇぇぇ゛ぇ゛!!!」 突然噴水に落ちて視界からなくなった我が子に、慌てふためき噴水に跳ね寄る親れいむ。 だがそんな事は関係が無いとばかりに、相も変わらず昼下がりの公園は静かで平和そのものだった。 ある夏のれいむ一家 「おちびちゃぁぁぁん!!ゆっくりじでぇぇぇぇ!!!」 急いで噴水の中を覗き込む親れいむ。赤ゆっくりたちは… 「ゆぴぃぃぃ!!!いぢゃいよぉぉぉ!!!だれきゃたしゅけちぇぇ!!」 「・・・・・・」カリカリカリカリ 「ゆんやぁぁぁ!!かべしゃんどいちぇにぇ!れーみゅをだしちぇにぇ!!」 「ゆ゛っゆ゛っゆ゛っ・・・いぢゃいぃぃ・・・」 なんと生きていた。 壁に体当たりするもの。痛がって助けを呼ぶもの。黙って壁に対して歯を立てているものと様々だ。 ついでに打ち所が悪かったのだろうか、死にかけているものもいる。 幸運というべきか。水が溜まっていないおかげで何とか生き延びることができたようだ。 どうやらこの地域は最近日照りが続いていたので、断水の令が出されていたようだ。 噴水にまで水を回していられない、と言う事で真っ先に止められたのだそうな。 よって噴水の中に落ちても打ち所が悪くて怪我をすることはあれど、溶けて死ぬことは無いのである。 もっとも、ここに棲みつく野良ゆっくりであれば誰もが噴水が危険だということは知っている。 人気が全然無く、堂々と公園内を闊歩できるこの時間帯でも噴水周辺に誰もいないのはそのためだ。 この一家がこのような事態に陥ったのは、単に赤ゆっくりの危機意識の無さと親れいむの管理不足であろう。 そもそも何故この一家は噴水にのこのこ近づいたのだろうか? 実はこのれいむ一家。つい最近まではおうちである公園のダンボールハウスからほとんど出たことも無かった。 住処の確保から日々の食事までを、全てつがい兼父親のまりさに任せていたためである。 道端で転がっていたところをおちびちゃんが欲しいと言うまりさに誘われ、ひょいひょいついていったれいむ。 そこで待っていたのは、とことんまで堕落した日々であった。 まりさが苦労して作った雨風防げるシートをかぶせたおうちに居座り、ただ餌を貪るだけの毎日。 にんっしんっ中は 「れいむはかわいいあかちゃんをうむためにたくさんえいよーがいるんだよ!」と言って動かずに食べ続ける。 そしてしゅっさんっ後は 「かわいいおちびちゃんがおなかすかせてるでしょぉぉぉ!!? れいむはこそだてしなきゃいけないんだからゆっくりしないでたくさんごはんもってきてね!!」 と言って、おうたという名の雑音を響かせる以外のことを何もせずに餌を貪り排泄物を撒き散らした。 しかも排泄物の処理までまりさに任せで、少しでも不満があるならまりさを罵倒して溜飲を下げるという徹底ぶり。 赤ゆたちもすっかり父親であるまりさを『何でもしてくれる奴隷』としか見なくなってしまった。 当然まりさは全くゆっくりできない。普通なら逃げ出しているところだ。 が、念願のおちびちゃんは放っておけないし、それを盾にしてれいむはあれこれ要求してくる。 それに対して何もできないまりさは馬車馬のように働くしかなかった。 まあ、元はと言えばまりさの自業自得である。 恨むならこんなれいむを選んでしまったアマギられたかの如く見る目が無い己を恨むべきだろう。 さて、そんな生活を始めてから一ヶ月。とうとうまりさは過労で動けなくなって死んでしまった。 自分の体を食べさせて我が子を生き延びさせてくれと言う遺言を残して『さあおたべなさい』を敢行したのだ。 が、当然そんな遺言を餡子脳丸出しのれいむが聞くわけが無い。 たったの二日で子供たちと共に全て平らげてしまった。しかも半分以上は自分が食べた。 こうして哀れ、ゆん生を懸けたまりさの努力の成果の大半はれいむの腹に収まったのであった。 そして残ったのはでっぷりと膨れたしんぐるまざーの一家だけだ。 「どぼじでごはんがないのぉ゛ぉ゛!?あのやぐだだずぅぅぅ!!」 「まっちゃきゅ!あにょくしょまりちゃはやくにたたないにぇ!れーみゅおこっちぇりゅよ!!!」 「れーみゅおなきゃしゅいちゃよ!はやきゅもっちぇきちぇね!!ぴゅきゅー!!!」 「もうがまんできにゃいよ!まりしゃおしょとにとりにいくよ!!!」 「ゆわーい!おしょとにでりゅにょはじめちぇだよ!!」 食べるものも早々に無くなり見当違いの方向に罵声を飛ばしながら、 赤ゆっくりにとっては初めて。そして親れいむにとっては久しぶりに外へ出るのだった。 初めての外出に興奮を抑えきれずにはしゃぎまわる赤ゆたち。 しかし、今まで運動の経験も無いのに思うように跳ね回れるわけがない。 一方の親れいむはこの一ヶ月間の自堕落な生活によって、外の脅威について完全に忘れてしまったらしい。 本来外の事を何も知らない赤ゆに代わり警戒しなければならないはずのれいむがこの様だ。 このような事態に陥ってしまったのは当然であると言える。ぼせい(笑)ではこの辺が限界という事なのだろう。 元々つがいのまりさを自分が喰らった事も二日で忘れる餡子脳だ。覚えていないのも仕方ない。 そもそも、こんな能無しれいむがどうやって今まで生きてこられたのか?それは誰にも分からない。 親が異常なまでの過保護だったのか。まりさの様なゆっくりに寄生してきたのか。あるいは、その両方か。 いずれにせよ、もはやそんなことはどうでもいいことだろう。 肝心なのは赤ゆたちが今、死刑台の上でカウントダウンを食らっている様な状態だと言うことだ。 まりさが作った頑丈なおうちに篭りきりだったこの一家が気づくはずも無いだろうが、 実は昨日一日中ずっと弱い雨が降り続けていたのだ。 もっとも夜明け前には上がり、地面も正午にはほとんど乾いていたのだが。 よって、今朝には一般家庭の断水が解除。今日の午後六時には噴水も復活だ。 余談ではあるが、噴水には加工所特製の対ゆっくりフィルターが取り付けられている。 不思議饅頭数個分の餡子程度ならば詰まることも無いだろう。 ともあれ現在の時刻は午後三時半。赤ゆたちが噴水に流されて死ぬまで、あと二時間半。 ―――――――――― 「おぢびぢゃぁぁん!!だれがだずげであげでねぇぇ!!!」 刻一刻と我が子に死が近づいていることなどちっとも知らない親れいむ。 しかしそれでも噴水から出ることができない赤ゆたちを見て、助けなければという気にはなったようだ。 しかし、噴水周辺には人っ子一人通らない。 それもそのはず。動かない噴水を見たがる人間など、そうそういないだろう。 いたとしても明らかに野良ゆっくりとわかる汚い大声がする方に行きたがる物好きはいなかった。 自分で人を寄り付かない様にしているとはちっとも思わない親れいむ。自分が入って助ける気は全く無いらしい。 噴水の壁の高さは親れいむの目線もない。赤ゆっくりが居る内側でもれいむの全長程度である。 成体ゆっくりなら、全力で跳躍すればいくら運動能力がブービーのれいむ種でも十分な筈なのだが… おそらくは動きたくないのだろう。本当に子供を助けたいのだろうか? 「ゆぴぃぃぃ!まりしゃしゃまのまっちろなはがぁぁぁ!!!」 そうしている内に、無謀にも壁を掘ろうとしていた赤まりさの歯がボロボロになっていた。 「ゆひぃぃ!!もうむ~ちゃむ~ちゃできないんだじぇ!!だれきゃたしゅけりゅんだじぇ~!!!」 タイル張りされた噴水の壁に砂糖細工の歯が太刀打ちできるはずも無い。妥当な結果だろう。 「おぢびぃぢゃぁぁ゛ぁ゛ぁ゛ん!!!いやぁぁぁぁ゛ぁ゛!!!」 そして悲惨な我が子の姿を見て叫ぶ親れいむ。 が、それでもれいむは全く動こうとしない。筋金入りの面倒臭がりだ。 「ゆ、ゆっくりしていってね。…どうしたの?あんまりみないれいむだね」 「ゆっくりしていってね。あとあんまりうるさくしないでね。にんげんさんにめをつけられちゃうわ」 そんな時、草陰から二匹のゆっくりがガサッと出てきた。 成体のまりさとありすだ。一定の距離をとって、なにやら親れいむを警戒しているようにも見える。 「ゆ!!いいところにきたよ!れいむたちをたすけてね!」 「…やっぱりこんなれいむしらないよ。きっとよそのゆっくりだね」 「ありすとまりさはこのこうえんにすんでるゆっくりなのよ。 おちびちゃんをたすけてっていってたけど、なにかこまってるの?」 二匹はこの公園に住むゆっくりだった。 どうやら噴水近くで騒ぎ立てる見慣れないれいむを見かねて、恐る恐る接触を図ってきたようだ。 「そんなのどうでもいいからかわいいれいむのおちびちゃんをたすけてね!!」 「おちびちゃん…?どこにいるの?」 「このおっきなたてものさんのなかだよぉぉぉ!!」 れいむの言葉を聞いて二匹は考え込む。 れいむの目線は噴水に。そしてそこから聞こえるのは赤ゆっくりが泣き叫ぶ声。 「たてものさん・・・ふんすいさんのことかしら?…なんでふんすいさんなんかにちかづいたの!?」 「そうだよ!ふんすいさんはおちるとゆっくりできないからちかづいちゃだめっていわれなかったの!?」 いっせいにれいむに対して怒鳴る二匹。それもそのはず。 まりさの言うとおりこの公園に住む野良の中では、噴水に近づくなと言うのはもはや常識だったのだから。 そんなことも知らずにむざむざと我が子を危ない目に遭わせた親れいむに二匹は怒りを露わにした。 「そんなのしらないよ!!いいからさっさとおちびちゃんをたすけてね! はやくしないとれいむがせいっさいっするよ!!!」 しかし、れいむは二匹の説教を全く聞かずに一方的な要求を突きつける。 残念ながら、そんなれいむに返ってくるのは冷たいだけ視線だった。 「…そんなにだいじなおちびちゃんなら、なんでれいむがたすけにいかないの?」 「れいむがちゃんとみてなかったからおちびちゃんはふんすいさんのなかにおちちゃったんでしょ? じゃあれいむがまずたすけようとがんばってみるのがとかいはじゃないのかしら」 まりさとありすの言うことはもっともである。 だが、きっと今まで平和に暮らしていたのだろう。この二匹は少し解っていなかった。 ゲスの自分勝手な思考と、でいぶの餡子脳の恐ろしさを… 「どぼじでぞんなごどいうのぉぉ!?でいぶはしんぐるまざーなんだよ!かわいぞうなんだよ!! がわいぞうなでいぶにやさしくするのはとうぜんでじょぉ!?いいがらざっざどじろぉぉぉ!!!」 「「ゆ゛っ!!?」」 予想通り、まりさとありすの正論はあっさりと切って捨てられた。 ここまで言えば解ってくれるだろうと思っていた二匹にとっては思わぬ誤算だ。 「しんぐるまざーって…たしかにかわいそうだとおもうけどそれとこれとはかんけいないでしょ?」 「それにきいたことにちゃんとこたえないなんてとかいはじゃないわ!!」 「いいがらさっさどだずけろぉぉぉ!ぐずはでいぶがやっつけるよぉぉ!!」 「「・・・・・・」」 黙り込む二匹。ようやく『何を言っても無駄』ということに気がついたのだろうか。 少しれいむから視線を逸らして小声で話し始めた。 「ねぇ、どうしよう。たぶんあのれいむげすだよ。ゆっくりできないよ…」 「でもこまってるのはほんとみたいよ。れいむはともかくおちびちゃんをほっとくのはとかいはじゃないわ…」 「じゃあとりあえず…ごにょごにょ」 「…そうね。そうしましょう」 「なにこそこそしゃべってるの!?なんだかれいむがゆっくりできないからやめてね!! それからはやくおちびちゃんたすけてね!!それがおわったられいむにもやさしくしてね!!」 イライラしながら二匹を見るれいむ。 一方赤ゆは「だ・・だれきゃ・・・たしゅけちぇよぉ・・・」順調にヤバくなっていた。 「うん、きめたよ!またせたねれいむ!!」 「ゆっ?やっとおわったの?じゃあゆっくりしないでさっさとおちびちゃんたすけてね!!!」 どうやら話し合いが終わったらしく、れいむの方に向き直る。そして… 「ご、ごめんね!ちょっとまりさたちだけじゃたすけるのはむずかしいからほかのゆっくりをよんでくるよ!」 「そうなの!まりさができるだけゆっくりしないでちかくにいるほかのゆっくりもつれてくるから!!」 そう言って、急いで振り返ってまりさが跳ねていった。ありすはそれを見送っている。 「な、なにいってるの・・・?」 親れいむは呆然としながらまりさの背中を見ている。 遠ざかるまりさの後ろ姿を呆然と見つめながら、でいぶの灰色の餡子脳は高速で動き出した。 どうしてしんぐるまざーのれいむをいますぐたすけてくれないの? ↓ まりさがなにかいってどこかにいったよ!・・・まさかにげたの!? ↓ こんなにかわいそうなれいむやおちびちゃんをたすけないなんて・・・ぜったいにゆるさないよ!!! 驚くべき思考展開である。並のゆっくりではこうはいかないだろう。 しんぐるまざーでいぶの餡子脳とゲスの身勝手さが生み出した奇跡の結論とも言える。 そして親れいむは少しうつむいた後、膨れた体を揺すって 「で…でいぶにやざじぐじないげずはじねぇ!!」 「ゆ゛っ!!!?」 思いっきりありすに向かって体当たりした。 「ゆ゛っ!ゆ゛っ!ゆ゛っ!!!・・・ゆ・・ゆっぐ・・・」 跳ね飛ばされたありすは少し転がって、地面に倒れこむ。 「あ、ありす!だいじょうぶ!!?どぼじでごんなひどいごどずるのぉぉぉ!!」 まりさが急いでありすの元に引き返して来た。いきなり仲間を攻撃されてご立腹だ。 「うるざいよ!!でいぶをみすてようとしたげすはでいぶがせいっさいっしてやるんだよ!!」 「なにいってるの!まりさたちは…」 「だまってね!こんなにかわいそうなおちびちゃんをほうっておくようなゆっくりのいうことなんてきかないよ!」 「ちゃんといってることきいてたの!?おちびちゃんたちはあとで…」 「もういいよ!げすはさっさとせいっさいっしてれいむはほかにたすけてくれるゆっくりをさがすよ! うそつきありすもさっさとにげるげすまりさもゆっくりせずにしんでね!!」 「・・・・・・」 「なにだまってるの?…ゆふふん、もしかしてはんっせいっしたの? もしれいむたちにいしゃりょうとしてあまあまたくさんくれるっていうならゆるしてあげてもいいよ!!」 「・・・ゆっ・・・ね・・・」 「ゆん?ぼさっとしないでね!ぐずはきらいだよ! あっ!ついでにかわいいれいむたちのどれいにしてあげてもいいよ!いっしょうけんめいつくしてね!!」 「ゆっくりせずにしぬのはおまえだぁぁぁぁ!!!」 「ゆ゛げっ!!!!?」 調子に乗って笑っていたれいむが、突然まりさに体当たりを食らって吹っ飛んだ。 「ぎゅっ、げっ、ゆげぇ!!!な゛・・・なに゛ずるのぉ゛・・・?」 れいむが吹っ飛ばされた先は・・・ 「おかーしゃん!たしゅけにきちぇくれたにょ?」 「まりしゃのはがゆっくちできなくなっちゃよ・・・なんとかちてぇ・・・」 「はやきゅかべしゃんなんとかしちぇれーみゅをたしゅけちぇね!!」 「ゆ゛っ・・・ゆ゛っくちでき・・・にゃ・・い・・・」 我が子の傍。つまり噴水の中だった。赤ゆっくりたちと数十分ぶりの再会である。 赤ゆたちは自分を助けに来てくれたと思っているが、親れいむはそれどころではない。 慌ててどうなっているのか考えているところを、のっそりと野良まりさが上から覗き込んだ。 「ふん!げすでいぶはそこにいるのがおにあいだよ!」 「いきなりなにするの!?はやくたすけてね!!」 「たすけてあげるっていったのにころそうとしたのはそっちでしょ! そんなげすゆっくりも、そのこどもも、もうたすけてあげないよ!そこでそのままのたれじんでね!」 「わけわかんないこといわないでね!!にげたのはそっちでしょ!?」 「だからきいてないっていってるんだよ!わけわかんないのはそっちだよ、ばか!! まりさはほかのゆっくりをよぶっていったんだよ!! それをにげたとかいってまりさたちをころそうとするなんてなんなの?ばかなの!?しぬの!!?」 「ゆっ・・・ゆぐぅ・・でいぶは・・・でいぶは・・・」 完全に言い負かされたれいむ。ぐうの音も出ない。 れいむが知る由もないが基本的に公園に住む野良ゆっくりは皆、助け合いの精神で生きている。 賢い者だけが残ったここのゆっくりは、できるだけ外の物に頼らず暮らしていく事に決めたそうな。 物乞いであれ何であれ人間に関わらずに、草や虫だけを食べて目立たないようにひっそりと生きる公園ゆっくり達。 そして狭い世界で生きてゆく代わりに、同じ場所に住む仲間であれば困った時には助け合うのが決まりであった。 町の中だというのに一つの理想的な群れができていた貴重な例である。 れいむ一家が食べていたごはんにも、あまりにもやつれたまりさを哀れに思った他のゆっくりの差入れが混じっている。 もっとも外に出なかったれいむ達がそれに気づくわけも無く、他のゆっくりにれいむ達の存在が気づかれる訳もない。 一ヶ月という長い期間を公園で過ごしていても、よそから見ればれいむも赤ゆっくりも余所者同然だ。 そして結びつきが強いが故に、和を乱すものや自分勝手なゲスは許さない。 ましてや仲間を傷つける余所者など、彼らにとってはその場で死刑判決を受けてもおかしくない悪党だ。 普通ならゲスゆっくりだと確認した時点で関わらないのだがおちびちゃんを不憫に思ったのか、 それでも積極的に助けようとしたありすとまりさは心優しいゆっくりだったのだろう。 「もうれいむもこどももどうなろうがしらないよ! ほかのゆっくりにもぜったいにたすけないようにいっておくからわめかないでね!!」 が、愚かなれいむは勝手な思い込みで助けの糸を自ら断ち切った。 もしもしっかりと礼を言って助けを待っていたならばどうなっていただろうか。 今頃はおちびちゃんも助かり、もしかしたらこの公園に住むゆっくりとして仲間に入れてもらえたのかもしれない。 「ぞんなぁ!たずげでね!!でいぶはしんぐるまざーなんだよ!かわいぞうなんだよ!! あまあまはもういらないからとりあえずたすけてね!!どっかいかないでよぉぉぉ゛ぉ゛!!!」 「さわぐなっていってるでしょ!あんまりうるさいとせいさいするよ!!! もしありすがしんでたらみんなでいしでもなげてるところだよ!ころさないだけありがたくおもってね!!!」 「ゆぅぅぅ゛ぅ゛…」 「ゆんやぁぁぁぁ!どおちてたしゅけちぇくれないにょぉぉぉ!!?」 「いいきゃらげしゅまりしゃはしゃっしゃとれーみゅをここからだしちぇね!!」 「しょーだよ!!はやくしないとしぇーしゃいしゅりゅよ!!」 「…やっぱりげすのこどもはげすだね。たすけなくてよかったよ。 それじゃゆっくりしんでいってね!!!」 まあそれを考えるのも、もはや無駄なことである。 何をどう言おうと残った結果は一番にして確実な助けが無くなったという事だけ。 れいむ一家をゴミを見るような目で一瞥した後、まりさは去っていった。 「ありす!だいじょうぶ?やっぱりあんなげすに、はなしかけないようがよかったね…」 「い、いたいけどだいじょうぶよ。まさかげすゆっくりがあんないなかものだとはおもわなかったわ… これからはきをつけましょう。うぅ…いたくてゆっくりできない…」 二匹はあれこれと話しながらこの場を離れてゆく。 その姿をれいむ達が見ることはできない。助けを呼べども戻ってくる気配もない。 まりさの言う通りもうここには誰も近づかないだろう。 純粋な善意に対して、振り払うどころか唾を吐きつけるような真似をしたのだから当たり前なのだが。 「もうやぢゃおうちきゃえりちゃいよぉぉぉ!!!」 「ゆんやぁぁぁぁ!!ゆっくちできにゃいぃぃぃぃ!!!」 「まりしゃしゃまをゆっくちしゃしぇないげしゅはちぬんだじぇ!!しょれとあみゃあみゃよこしぇ!!」 「・・・だ・・れ・・・きゃ・・・・・・」 「おぢびぢゃん!?ばでぃざもどってきてね!!おちびちゃんをはやくゆっくりさせてね!! はやくしないと…ゆ゛ぁぁぁぁ゛ぁ゛!!!はやぐゆっぐりさせろぉぉ!ぐぞばでぃざぁぁぁ!!」 どれだけ叫ぼうとも、周囲からは嘲笑の声すらも起こらない。 それどころか飛び出す罵声によって、遠くで様子を見ていた他の公園ゆっくりからの印象はますます悪くなる。 「・・・やっぱりだめだね。あんなのたすけたらここがむちゃくちゃになっちゃうよ」 「そうだね。まりさたちもあんなのにからまれるなんてゆっくりできなくてかわいそうだよ」 「あとでいたわってあげようねー。でもあいつらどうやってここまでこれたんだろうね?わからないよー…」 「むきゅ、いままでみたことなかったしうわさにはきいてたけど、げすってほんとにゆっくりできないのね。 またひとつおべんきょうになったわ・・・これからはなにがあってもかかわらないようにしましょうね」 「「「「「ゆっくりりかいしたよ!!!」」」」」 そしてたった今、救助が来る可能性が完全にゼロになったようだ。 「「「ゆっくちしゃしぇちぇよぉぉぉぉ!!!」」」 それでも刻一刻と時間は過ぎていく。れいむ一家が溺死するまで、あと二時間。 ―――――――――― そして家族仲良く噴水に閉じ込められてから約一時間が経った。 「ゆぜー・・ゆぜー・・・あぢゅいぃ・・・」 「どおぢで…?だれきゃきゃわいしょうなれーみゅをたしゅけちぇよぉ…」 「まりしゃしゃまはゆっくちしたいんだじぇ…だれでもいいかりゃここかりゃだしゅんだじぇ…」 れいむ一家は順調に衰弱している。 「おそとにだしてっ!ぶっ!!ゆべぇ!!」 一応保護者の親れいむはと言うと、壁に体当たりして跳ね返され、見事な顔面着地を決めていた。 「いだいぃぃ゛ぃ゛!!!…ぼうだべ。でいぶづがれだよ…」 親れいむの全身は傷だらけになっていて醜い体に拍車がかかっている。 「…かべざんはやぐどいてね!でいぶはしんぐるまざーなんだよ!かわいぞうなんだよ!!!」 挙句の果てに壁に向かって罵倒し始めた。傍から見れば頭が心配になる光景だ。 一家はあの野良まりさが居なくなってから、まあ、それなりに脱出の努力をしていた。 最初の方は、出せ、助けろ、と罵声交じりの懇願を大きな声で繰り返していた。 しかし大声に耐えかねた公園のゆっくり達からだろう。石が噴水の中に一斉投擲され、黙らざるを得なくなった。 次に親れいむが自分だけでもまずはここから出ようと、跳ねて脱出を試みた。 が、しかし。悲しいかな、醜く膨れ上がったれいむは自分の全長程度すら跳ね上がれなかった。 普通なら楽々とは言えないもののなんとか出ることはできるのに、堕落した生活を送った結果がこれである。 今思えば親れいむが何も考えずに、すぐに噴水に飛び込まなかったのは正解だと言えよう。 まあれいむ自身はそこまで深く考えてなかっただろうし、結局こうなってしまったので全く意味は無かったのだが。 とにかく、根気の欠片も無いでいぶである親れいむはたった数回の挑戦でもう満身創痍になっていた。 「どぼじでかわいいでいぶがごんなめにぃ・・・」 できる事といえば噴水の中にある小さな影をなんとか見つけて休むことだけである。 いくられいむ達が嘆こうが、夏の暑い日差しはどんどんれいむ達の体力を奪っていく。 高温高熱は、饅頭にとっては水に並ぶ天敵だ。ましてや弱った赤ゆにとっては尚更キツイ。 「おか・・しゃ・・・もっちょ・・・ゆっきゅち・・ちた・・か・・・っちゃ・・・よ・・・」 「おぢびぢゃあぁ゛ぁ゛ん!!ゆっぐりしぢゃだめぇぇぇ!!!ゆっぐりじでよぉぉぉ゛ぉ゛!!!」 そしてとうとう、打ち所が悪く最も弱っていた赤れいむが今まさに息を引き取ろうとしていた。 親れいむも錯乱してもう何を言ってるのか分からない状態だ。 「れ、れーみゅちなないでぇ!」 「おねーしゃん!もっちょがんばっちぇね!」 「れーみゅ!ちんじゃったられーみゅのはをまりしゃにちょーらいにぇ!!」 「「どぼぢでじょんなひどいこちょいうにょぉぉぉ!!?」」 「もう・・だ・・・みぇ・・・」 「おぉぢぃびぃぢゃぁぁぁぁぁぁん!!!」 「誰だようっせーな。叫んでんじゃねーよ、暑苦しいんだよ・・・」 突然、叫ぶ一家に覆いかぶさるように影ができる。 見上げてみると、一人の少年が疎ましげにれいむたちを覗き込んでいた。 制服姿でカバンを背負っている所を見ると、どうやら学校帰りらしい。 「んー?ゆっくりか。っていうかデブッ!!」 「ゆっ!しつれいなこといわないでね!れいむおでぶじゃないよ!!」 出会い頭の辛辣な発言に、思わずムッとして言い返す親れいむ。 「いやいや、間違いなくデブいだろ。見るからにデブいだろ。でいぶなだけに。 あっ、でいぶってそういうことか?」 「う゛う゛う゛う゛う゛!!!でぶっでいうなぁぁぁぁ!!!」 ケラケラ笑う少年を見て、膨れた体を震わせて悔しがるれいむ。 何をしても醜いものだ。が、そんな様子を見て少年は少しスッキリしたらしい。 「で、こんなところで何してんの?噴水なんかで遊んでたら危ないぞ。 しかもなんかチビ死にかけてるけど、もしかしてそういう趣味か」 満足ついでに聞いてみる。この少年も相当暇なのだろうか。もしくは数少ない物好きか。 「そうだ、おちびちゃん!!おいくそじじい!れいむたちをたすけてね!!」 「れーみゅたちはきゃわいしょうにゃんだよ!」 「あとまりしゃしゃまのはをもとにもどしゅんだじぇ!!」 チャンスとばかりに命乞い(?)をする一家。事実、これを逃せばもう後は無いだろう。 「・・・?んー、まあよく分からんけど、とりあえず話してみな。聞くだけは聞いてやるよ」 ~饅頭説明中~ 「なるほど。つまり運悪くここに落ちた所を、ゲスが見捨てたせいでチビが死にそうだと」 「そうだよ!さっさとしてね!もうゆっくりしちゃいそうなんだよ!!」 要領を得ない説明をすること数分、ようやく現状を伝えきった親れいむ。 所々自分にとって都合がいいように脚色しているのはご愛嬌だ。 先ほどから死にかけの赤れいむはまだ痙攣している。死ぬ死ぬと言いながら存外にしぶとい。 「ふむ・・・なら、これをやろう」 そう言って少年がカバンから取り出したのは、指で摘める程度の小さなプラスチック容器。 いわゆるポーションタイプのそれを剥がし開けて、弱った赤れいむの上で傾けた。中から透明な液体が流れ落ちる。 「ゆ・・・ゆ・・・ゆっ!?」 「お、おちびちゃん?おちびちゃんになにしたの?」 「まあ見てろって」 流れ落ちた液体はそのまま赤れいむの口に入り、味わうように租借され、飲み込まれた。 「ゆっ・・ゆっ・・・ち、ち、ち、ちあわちぇー!!!」 「ゆっ!?おちびちゃんとってもげんきになったよぉぉぉ!!ゆっくりしていってね!!」 「れーむふっかちゅっしちゃよ!!ゆっきゅりしちぇいっちぇね!!!」 「おー、ガムシロでも元気になるもんだなあ。流石ゆっくりだ」 「どうなっちぇるにょ?もしかしちぇしょれあみゃあみゃしゃん?」 「まりしゃしゃまにもちょーらいにぇ!ちょーらいにぇ!!!」 少年が与えたのはファミレスなんかに置いてあるガムシロップだった。 量にすればほんの少しだが、赤れいむにはそれで十分だったようだ。 元気を取り戻した赤れいむは今まで数えるほどしか味わったことの無い幸せに浸っている。 ほかの一家も喜ぶやら、急に復活してしあわせーっ状態になっているれいむを羨ましがるやら、様々だ。 「なきゃなきゃやくにたちゅじじいだにぇ!!」 「しょうだにぇ!!!とくべちゅにきゃわいいれーみゅがかんしゃちてあげちぇもいいよ!! 「ハッハッハ、そりゃどうも」 「ちゅぎはまりしゃしゃまのはをなおしゅんだじぇ!!あとあまあまちょーらいにぇ!!」 「いやー、悪いな。今手持ちそれしか無いんだわ。別に死にそうでもないんだから我慢してな」 「ゆがーん!やぢゃやぢゃ!!やきゅにたたにゃいくしょじじいはゆっくちちないでちにぇ!!」 「ハッハッハッハッハッ」 聞いていれば相当な罵声を浴びせられているのに、少年の表情は穏やかなままだった。 何をするわけでもなく笑って返答している。そんな少年の様子に、段々図に乗り始める饅頭一家。 「まったきゅ!ちょっとほめりゅとしゅぐちょーしにのりゅからじじいはいやだにぇ!!」 「いやいや、お前達ほどじゃないぞー」 「でみょれーみゅをたしゅけちぇくれたのはじじちゅだきゃらおれいにどれいにしちぇあげちぇもいいよ!!」 「そりゃ光栄だなあ。後ろ向きに考えとくよ」 流れるような少年の受け答え。 「じゃあさっそくここかられいむたちをだしてね!! そのあとはここにすんでるげすどもをせいっさいっしたあとじじいのおうちでかわれてあげるよ!!」 「あ、それはお断りします」 「かんげきちてちーちーもらしゅんじゃ・・・え?」 なので拒否の言葉もまた、即答だった。 呆然としたまま親れいむはもう一度繰り返す。 「よくきこえなかったよ?れいむたちはじじいにかわれてあげるっていってるんだよ?」 「ああ、ちゃんと聞こえてるよ。だからお断りっていっただろ?絶対に嫌だって言ったんだよ」 数秒、時が止まる。 「どぼじでぇぇぇ!?でいぶたちがどれいにしてあげるっていってるんだよぉぉぉ!!」 「れーみゅたちのめーれーをことわりゅなんちぇしちゅれいなどりぇいだにぇ!ぴゅんぴゅん!」 「ふじゃけたこちょいっちぇりゅとぴゅきゅーしゅりゅんだじぇ!!ぴゅきゅー!!」 「ゆわぁぁぁ、まりちゃかっきょいいよ!じじいはこわきゅちぇもちーちーもらちゃにゃいでにぇ!!」 そして一斉に騒ぎ立てる饅頭一家。この期に及んで己の立場が分かってないところが滑稽である。 「いやー。言っとくけど俺、お前らなんかに何言われても別に堪えないよ? もうすぐ死んじゃう負け犬…もとい負け饅頭がいくら吼えたって気にしないし」 「どういうこと?れいむたちまだまだげんきだよ!」 「れーみゅももうふっかちゅっちたんだよ!ばーきゃばーきゃ!!げらげらげら!!!」 尚も赤ゆっくりたちは憎たらしい口調で挑発してくるが、少年は鼻で笑って受け流す。 「あぁ馬鹿だからわかんないのか・・・ま、ついでだし教えといてあげよう。 いいかー。今日、お日様が沈み始める頃に、ここは水が一杯になって、お前達は溶けて死にます」 「「「「「・・・・・・ゆ゛っ?」」」」」 「だから、俺が引き上げないとお前らは近いうち溶けて死ぬんだって。 そんでもって俺はお前らを絶対に助けないから、死ぬことは確定してるわけ。理解したか?」 いたって気楽に少年は告げる。どことなく楽しそうだ。 「しょ、しょんにゃわけにゃいよ!!もうちょっとましにゃうそついてにぇ!!」 「まあ信じる信じないは勝手だけどな。お前らがいるところ見回してみろよ。 そこら辺湿ったり水溜り出来てたりしないか?それこそ元々水が溜まってるって証拠だ」 「ゆっ…?あっちには…おみじゅしゃん。むきょうは…おみじゅしゃん!?」 「ゆあぁぁ、ほんちょだ!にゃんでぇぇぇ!?」 「水が出始めたらお前らなんてあっという間に溺死するぞー。溶けて死ぬのとどっちが早いかな?」 親れいむの目線辺りの壁をコツコツ叩きながら少年は笑った。 ちなみに湿っているのは昨日の雨が残っているからである。 たとえそうであってもそれが一家にわかる訳が無いので、このまま少年は押し通すつもりのようだが。 「ぞ、ぞんなのじらないよぉぉぉ!どぼじでぞんなひどいごどずるのぉぉぉ!!?」 「それは今朝、断水が解除されたからだよ。まあ噴水が何かも知らないお前らにわかるわけないけど」 「おみじゅしゃんはゆっきゅちできにゃいぃぃぃ!!はやきゅたしゅけりょくしょじじぃぃぃぃ!!!」 「だから嫌だって。聞いてなかったの?馬鹿なの?死ぬの?いや、問われるまでもなく死ぬのか」 「おねーしゃんはたしゅけたのににゃんでここからだちてくれにゃいにょぉぉぉぉ!!?」 「しょーだじぇ!れーみゅをたしゅけたんだかりゃせめてまりしゃしゃまだけでもたしゅけりゅのじぇ!!」 「「「どぼぢぢぇじょんなこちょいうにょぉぉぉぉ!!?」」」 「うるしゃいんだじぇ!まりしゃしゃまはもっちょゆっくちしゅるしめいがあるのじぇ!!」 思わぬ裏切りに決裂する姉妹仲。相も変わらず少年は楽しそうだ。 「こんな状況で喧嘩とは余裕だなぁ。 それはともかく、なんでかと言われると・・・まあ面倒臭いからかねぇ」 「めんどくしゃい?どういうことにゃにょ?」 「いいか?無い知恵絞って良く考えてみろよ。 別にお前らの話を聞いても暇が潰れるだけで俺は特に損しない。 余ったガムシロ一個あげても、俺のカバンが少し空くだけでどうってことはない。 でも、ここでお前らを助けたらどうなる? 断じて飼う気なんて無いのに付きまとわれて、最悪潰した後の片付けをしなきゃならない。 そういうの面倒臭いだろ?だから遊ぶだけ遊んで放っておこうって最初から思ってたわけ。 つまらない一日にほど良い刺激が欲しかったのさ。そういう年頃なんだよ。わかる?」 「・・・・・・じゃ、じゃあれいむたちは」 「ぬか喜びご苦労様。助かったと勘違いして喜ぶお前らの滑稽な姿はとってもゆっくりできたよ!ありがとな!!」 ここに来て少年の表情はこれまでで一番の笑顔になる。 が、その笑顔は饅頭一家にとって全くゆっくりできないものだった。 「じじ・・・にんげんざん!おねがいじまず!!でいぶをだずげでぐだざい!!」 「何が何でも嫌だ。だって助けたら絶対調子に乗ってまた『れいむをかえ!くそじじい!』とか言うじゃん」 「いいばぜんがらおね゛がいじばず!でいぶたちいいごでずがら!いぎでるだげでじゅうぶんでずぅぅ!!」 「だからお前らの餡子脳なんて信用できないんだって。第一飼うならこの辺の野良拾ったほうがなんぼかマシだし」 「ゆぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛!!まだじにだぐないぃぃぃ゛ぃ゛!!!」 親れいむはショックのあまり、その場を転がりだした。醜く膨れた身体が揺れる揺れる。 「ゆきぃぃぃ!!きょれならちんだほうがまだよかっちゃよぉぉぉ!!!」 「おいおい、そんなこと言うなよ。家族と過ごせる時間を延ばしてやったんだからありがたく思わないと」 「くしょどれいはまりしゃだけでも・・・」 「まだ言ってるのか?だからお断りだって。特に頭が悪くて歯がボロボロの汚いゲスまりさだけは絶対ヤダ」 「ゆうぅぅ゛ぅ゛!!ばでぃぢゃぢゃまははがなくちぇもかっこいいんだじぇ!!きちゃにゃくないんだじぇぇ゛!!」 「そりゃ気のせいだ。世の中で格好良さの格付けしたら確実にお前は下から数えた方が早いよ。だって気持ち悪いし」 「ゆぴぃぃぃぃ!!きゃわいいれーみゅがにゃんでこんにゃめにぃぃぃ!!!」 「はいはい、可愛い可愛い。ついでにその臭い口閉じて黙って死んでくれればも~っと可愛い」 「もうどりぇいなんちぇいいましぇんかりゃたしゅけちぇくだしゃい!しょれとしょのあとかっちぇくだしゃい!! ひとりじゃゆっくちできないんでしゅ!このままじゃこじになっちゃうんでしゅ!れーみゅかわいしょうでしょ!?」 「心配するなって。ここで死ねば家族一緒に地獄に行けるから!独りじゃないぞ、良かったな!!」 「「「「ゆ・・ゆ・・・ゆんやぁぁぁぁぁ!!!!」」」」 一通り男との会話が終わった饅頭一家は、一匹残らず歯を食いしばって涙を流していた。 未だに確実に来るであろう死を認められないのだろうか。 もみ上げをピコピコさせたりと一応抵抗のようなものはしているがどれも全く力が篭っておらず、そして意味も無い。 少年はそんな一家を見ながら声を上げて笑った後、もう飽きたとでも言わんばかりに陽が出ている方向を向いた。 「さってと。ちょっと暗くなってきたか。六時まで…あと五分ってところだな」 その言葉を聞いてビクッとする饅頭一家。言葉の意味は判らずとも少年の雰囲気で終わりが近いと感じたようだ。 「じゃあでいぶ一家の諸君。精々あと少しのゆん生を謳歌しろよ!娯楽の提供ご苦労様!!」 最期に一家を見下ろし、鼻で笑って少年は去っていった。 五 「もうやじゃ…おうちきゃえりちゃいよぉ…」 「どぼぢちぇこんにゃめにあうんだじぇ…まりしゃしゃまはとっちぇもゆっくちちてりゅにょに…」 「だれきゃにゃんとかちてにぇ…きゃわいいれーみゅをゆっくちしゃしぇちぇにぇ…」 「ゆぅぅぅ゛ぅ゛!れーみゅをゆっくちしゃしぇれないやくたたじゅはみんなちにぇ!!」 尚も諦めずに助けを呼ぶゆっくりもいたが、何の反応も無い。 四 「ゆあぁぁ゛ぁ゛!!しにちゃくにゃい!しにちゃくにゃい!しにちゃくにゃいぃぃぃ!!!」 「こんにゃことになったにょもじぇんぶおかーしゃんにょしぇいだよ!!」 「おぢびぢゃんなにいっでるのぉぉぉ!!?おがーざんはがんばっで…」 「だまっちぇにぇ!!れーみゅたちをゆっくちしゃしぇれにゃいくしょおやはちにぇ!!」 過度のストレスからか、とうとう内輪揉めを始めた。ゲスの思考の行く末としては別におかしくないが。 三 「くやちかっちゃらまりしゃしゃまをここかりゃだしちぇみりゅんだじぇ!!」 「どーしぇできないんでちょ?おぉむにょーむにょー!!」 「ゆぐっ…ぐぐぐ…あんなにやざじぐじでやっだのに… ぼうゆるざないよ!!おばえらぜんいんごろじでやる!!」 「ゆっくちごろしのげしゅはゆっくちできにゃいんだよ! しょんなこちょもわしゅれたにょ?ばかにゃにょ?ちにゅにょ?」 「うるざいよ!おばえらざえいなげればいまごろおうぢでゆっぐりでぎるはずだったんだよ!! でいぶをばがにずるくそちびはじね!!ゆっぐりせずにじねぇぇ!!!」 そして親れいむが逆上した。どうやら自分の中で都合がいいように色々と記憶を改竄しているようだが。 二 「うろぢょろずるなぁぁぁ!!ぞごでじっどじでろ!づぶじでやる!!」 「のりょまなでいびゅにちゅぶしゃれるわけにゃいでちょ?にゃにいっちぇるにょ?」 「おみゃえみちゃいにゃでびゅなんかこわくにゃいんだじぇ!ゆっゆっゆっゆっ!!!」 「しょーだよ!!くやちかっちゃら『ボスッ!!』ゆ…? ゆぴぃぃぃ!いちゃいぃぃぃ!!でいびゅのちゅぶりゃなおめめがぁぁぁ!!!」 「れ、れーみゅ!?にゃんでいししゃんがおしょらをとんでくりゅにょぉ!?ゆっくちできにゃいぃぃぃ!!」 おそらく野良ゆっくりからであろう、何処からともなく投擲された石が赤れいむの目に見事に突き刺さった。 「にんげんさんにうそつくゆっくりはしね!!げすはおまえたちでしょぉぉ!?」 「おちついてまりさ!さっきかかわっちゃだめっていわれたばっかりじゃないの!!」 どうやら先ほどの会話もしっかり聞かれていたようだ。無論悪いのはれいむ達なので同情の余地は無い。 一 「ゆっゆっゆっゆ!ざまあみろくそでいぶ!ちびのくせになまいきなくちきくからこうなるんだよ!!」 「ゆぎぎぎぃ…!おやのくしぇにわらうにゃんてゆっくちできにゃいんだじぇ!こにょげしゅ!!」 「さきにいいだしたのはそっちでしょ! それにおまえみたいにはがなくてぶさいくなちびなんかしらないよ!ちかよらないでね!!」 「ゆんぎぃぃぃぃ!!まりしゃしゃまはぶしゃいくじゃないんだじぇぇぇぇ!!!」 ますます家族を扱き下ろすことに熱中するれいむ一家。見ていて醜い事この上ない。 が、ほんの少しの間だけでも死の恐怖を忘れる事ができるのだ。それを思えばこれも悪くないのかもしれなかった。 まあだからと言って、誰が助かって何が変わるわけでもないのだが。 ザアァァァァァ!!! 「ゆ゛っ!?つべだい!やだ!でいぶまだじにだぐないぃぃ!!!」 「「「「ゆんやぁぁぁ!?おみじゅしゃんふっちぇこにゃいでにぇぇぇ!!!」 「「「「「やべで(ぢ)ぇぇぇぇ!!!」」」」」 一家が溶けて全滅するまで、あと・・・・・・ ・あとがき ネタが、思い、つかない。 のでしばらく一読者に戻って充電しようかと思います。 安西先生…短いのが…書きたいです…… では、またいつか!…早く帰ってこられればいいなぁ。 小五ロリあき ・過去作品 ふたば系ゆっくりいじめ 412 僕と『あの子』とゴミ饅頭と ふたば系ゆっくりいじめ 446 俺とゲスと自業自得な餡子脳 ふたば系ゆっくりいじめ 460 弱虫まりさとほんとの勇気 ふたば系ゆっくりいじめ 484 ドスと理想と長の資格 前 ふたば系ゆっくりいじめ 494 ドスと理想と長の資格 後 ふたば系ゆっくりいじめ 514 僕とさくやとおぜうさま ふたば系ゆっくりいじめ 548 てんことれいむとフィーバーナイト 前編 ふたば系ゆっくりいじめ 559 てんことれいむとフィーバーナイト 後編 ふたば系ゆっくりいじめ 583 ゆっくりしたけりゃ余所へ行け ふたば系ゆっくりいじめ 599 はじめてのくじょ~少女奮闘中~ ふたば系ゆっくりいじめ 615 お兄さんは静かに暮らしたい ふたば系ゆっくりいじめ 659 よくあるお話 ふたば系ゆっくりいじめ 674 かわいいゆっくりが欲しいなら ふたば系ゆっくりいじめ 701 おうちは誰の物? ふたば系ゆっくりいじめ 789 ゆめみるれいむときゃっしゅさん ふたば系ゆっくりいじめ 790 ユクミン 前 ふたば系ゆっくりいじめ 855 ユクミン 後 ふたば系ゆっくりいじめ 877 常識を蹴り飛ばせ!! 小五ロリあきの作品集 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る ゲスはしんでとうぜん -- 2016-08-28 11 25 45 このままがしするまえにかぞく みんなでしねてよかったね! -- 2014-04-22 01 51 11 いい暇つぶしだったわー割とおもろい作品だった -- 2012-07-26 17 38 54 「さーって、噴水に水溜まっているかなーtなんじゃこりゃーーー!!!!」 てなってたと思う。 -- 2012-03-25 20 44 47 いいギャグありがとう、無様すぎて心の底から笑えたよww -- 2011-10-08 03 50 57 公園の掃除が必要だね -- 2010-12-18 21 16 39 罵倒を受け流せる辺り、中々心に余裕がある少年だね。ゆっくりできたよー -- 2010-12-02 17 28 57 男か少年か統一しようよ -- 2010-10-16 23 36 31 普通~善良の野良ゆがゲスに騙されて酷い目にあわなかったからゆっくりできたよ -- 2010-09-13 00 21 51 楽しませてもらいました。 -- 2010-07-22 15 07 47 爽やかな少年だわね。ゆ虐SSに登場する人間はゲス人間率が高いから、うんざりしていたのよ…。 でも、今回は少年のおかげでゆかりんゆっかりできたわ!! -- 2010-07-11 00 55 42
https://w.atwiki.jp/kobetakigawa/pages/218.html
2007年09月25日21時22分 校長が改めて謝罪=いじめ自殺の高校-神戸 「衝撃を受けている」。神戸市須磨区の私立高校で3年の男子生徒(18)が飛び降り自殺し、この生徒に対する恐喝未遂容疑で同学年の少年2人が新たに逮捕されたことを受け、同校は25日、記者会見を開いた。校長は「いじめを察知できず申し訳ない」と謝罪、苦渋の表情を浮かべた。 同校は18日から20日にかけて、今回逮捕された少年2人から話を聞いた。2人のうち、自殺した生徒と同じクラスの少年(18)はしっかりと受け答えしたが、別のクラスの少年(17)は精神的ダメージが強くてほとんど眠れない状態だったという。 調査の結果、同じクラスの少年は、金を要求するメールの送信にかかわったと判明。しかし、別のクラスの少年は事件にかかわっていないとみられていただけに、会見に同席した教頭や生徒指導部長は「本校の調査でも分からなかった」と歯切れの悪い答えを繰り返した。 同校は今後、自殺した生徒と同じクラスの生徒で、いじめを認識していた11人から聞き取り調査を実施する。 校長は会見でいじめを把握できなかったことを謝罪したが、自身の責任については「事態の推移を見極めて適切に判断する」と述べるにとどまった。(了)
https://w.atwiki.jp/futabayukkuriss/pages/1697.html
鬼威惨の、目指せ金バッジ! 15KB 虐待-普通 考証 実験・改造 飼いゆ ゲス 現代 独自設定 金バッジネタを諦めきれないので…。少しだけ人間が人間を虐めるシーンがあります。 ※『ゆっくりブリーダー』よりインスパイアされました。 ※独自設定垂れ流し。 ※「ぼくのかんがえたさいきょうのがじぇっと」が炸裂する俺設定 SUGEEE! 文章です。 ※設定上、『ふたば系ゆっくりいじめ 563 エコを目指す加工所』とつながりがありますが読まなくても 問題ないです。 ※『不良品の証』で批評されてもまだ金バッジ系のお話を諦めきれなかった。 その結果がこれだよ! 虐待鬼威惨を辞める、そんな書き込みを見た。虐待を利用した金バッジ教育を行ったがうまくいかず、 試験官から引退を勧められて失意のどん底、というものだ。 虐待ではイキイキとした素晴らしいゆっくりは育てられない、そう批難されたんだそうだ。…生意気な 試験官だ。 俺は天邪鬼鬼威惨。無理といわれれば道理を引っ込めさせてでも通らせて見せる。 俺が、虐待でも金バッジを育てられると証明してやろうじゃないか。 『鬼威惨の、目指せ金バッジ!』 必殺引篭り人 もちろんいくら俺が天邪鬼でも勝算のない戦いはしない。俺には秘策があった。それは 『餡電位多重再生装置』。知り合いの加工所研究員から譲ってもらったものだ。 もともとは加工所が技術指導したゴミ処理場用に開発されたものだそうだ。しかし今ではこれに頼って いないらしい。もっと効率良くゴミ処理用ゆっくりを糖化させる方法を開発したんだそうだ (相変わらずゆっくり相手には容赦しないな、加工所は)。それでお払い箱になった装置を俺が もらったわけだ。 俺がもらったのは最終プロダクト版で、サイズは極小。これを使ってゆっくりを教育、金バッジにまで 持っていってやる。それも強度のゲスゆっくりを、だ。 俺はゲス化して返品された子まりさをペットショップから譲ってもらった。餡統は金バッジの両親を 持つサラブレッド。しかし所詮は不思議饅頭、かならずゲス資質は何%かは現れてしまう。 そしてこいつは銀バッジ試験落第というオマケ付きだ。これで餡統が悪ければ即お払い箱のゆっくり。 それを格安で譲ってもらったのだ。 俺はショップに餡統とゲス資質発現の証明書を書いてもらい、透明箱に入った子まりさを持ち帰った。 家に帰ると地下の防音室で子まりさを取り出す。 「やっとでられたんだぜ!このくずどれい!まりささまはえらんだぜ!まりささまをゆっくりさせない くずどれいはゆっくりしないでしぬんだぜ!」 第一声がこれだ。調教のしがいがある。 もちろんこんな言葉にいちいち反応する趣味はない。俺は無言でまりさをつかむ。 「ゆっ!?きたないてをはなすんだぜ、くずどれい!まりささまのこうきなからだにふれるしかくなんて おまえにはないんだぜ!…ゆぎぃ!?!?」 俺は右手に持っていた金属片をこめかみあたりに突き刺して中へと入れた。素早くオレンジジュース を塗ってやると、傷は跡形もなく消えていた。 「い、いたいんだぜぇぇぇ!このくそどれいいぃぃぃ!?まりささまになにをしたんだぜぇぇ!!」 「こうしたんだよ。」 ポケットから取り出したのはカード状の金属。それをまりさの頭にペチんと当てた。 その瞬間。 「……?ゆ、ゆぴっ…?…ゆっぴぃぃぃ!?いだいんだぜぇぇ!!!ゆぎぎぎぎぃぃ!? あんよが、まりざざまのあんよがあづいいいいぃぃ!!がらだのなががいだいぃぃぃ!!」 左右に頭をブンブンと振り、体中から砂糖水の汗を吹き出しながら叫ぶまりさ。 「がらだのながに針がざざっでるんだぜぇぇぇ!?お、おべべぇぇぇ!ばでぃざのおめめがみえないん だぜぇぇぇ!!!!」 両目から滝のように涙を流す。ついには床に倒れ、そのままビッタンビッタンと体をうちつけ始める。 これが餡電位多重再生装置の実力だ。 まりさのこめかみに入れたのは受信機。俺がもっている金属製カードが送信機。送信機が近づくと 受信機はそこから電力と情報をもらい、ゆっくりの体内に餡電位を発生させる。 今まりさが感じているのは虐待時にゆっくりの体内で発生する餡電位。それを複数同時に流している。 まりさには複数の異なる虐待を同時に受けているよう感じているだろう。 もちろん死なない程度に電位は下げてある。 金バッジ試験のために虐待するといっても直接体に与えるわけにはさすがにいかないからな。虐待の跡 を消すのは難しい。だがこの餡電位多重再生装置なら安全かつ確実に虐待できる。しかも体には跡が 残らない。理想的なガジェットだ。 それにこれには他にも利点があるのだ。 「おい聞けまりさ。お前はこれから俺の指導のもと、金バッジを取るんだ。」 「…ゆはー、ゆはー…。な、なんで…まりざざまが…くずどれいの…、いうことをきかないと いけないんだ…ぜぇぇ…。ゆはー…。」 ぺちん。俺は金属製カードでまりさの頭をはたく。 再びまりさは若鮎のように跳ね回る。もちろん喜びではなく苦しみからだが。 「何度でも言うぞ。俺に従うんだ。」 「わ、わがっだんだぜぇぇ!!いうことをきくんだぜぇぇぇ!!」 「では最初の命令だ。『だぜ口調』をやめろ。」 「ゆっ…。わ、わかったん…だぜ。」 ぺちん。ビッタンビッタン!! 「モノを考えてしゃべれよ。そうでないと何度でも苦しむぞ。」 「ゆ、ゆわぁぁぁぁん!もうやだおうじがえる!!がえっでう゛んう゛んじでねる!」 「よし、やればできるじゃないか。」 まりさを寝床に放り込んだ後、俺は部屋を出る。 「ゆぎぎぎぃぃ…!あのくそどれい!ぜったいにゆるさないんだぜぇぇ!」 小型監視カメラからの映像は、ギリギリと歯軋りしながらつぶやくまりさをバッチリ映していた。 もちろんこのように反抗的な部分が残っているのは予想済み。俺は金属製カードについたフラットボタン を押し込む。 監視カメラには捕れたての元気な魚が写っていた。 それから毎日、俺はまりさを教育した。 「むーしゃむーしゃ…、…しあわせぇぇ。」 「こぼすな。」 ぺちん。ビッタンビッタン!! 「ごっくんしてからしあわせを言え。わかったな。」 「わ゛、わ゛がっだんだぜぇぇ!!!」 「だぜ口調は禁止!」 ぺちん。ビッタンビッタンビッタンビッタン!! 「お、おぼうしかえしてね!かえしてね!」 「金バッジは家の中でお飾りを外すのが基本だ。覚えろ。」 「そ、そんなことどうでもいいでしょぉぉぉ!まりさのおぼうしかえしてねぇぇぇ!!」 ぺちん。ビッタンぺちんビッタンビッタンビッタン!! 「お、おぼうじばずじばずううう!おうちのなかでおぼうしはずしますぅぅ!!」 「まりさ、1の次はなんだ?」 「2だよ…。」 「じゃあ2の次は?」 「3、だよ…。」 「その次は?」 「…い、いっぱい、だよ…?」 ぺちん。 「ゆっ、ゆっぎぐっげごぉぉぉ…!」 まりさは体を限界まで固く縮こませ、必死に耐えている。これは躾というよりは勉強なので餡電位は 少なめにしておいた。 「もう一度だ。」 「1、2、3、4、5、6、7、8、9、10…でずぅぅ!!」 「よしよし。さすがにコイツの後は物覚えがよくなるな。」 そう、ゆっくりがなぜ痛みや苦しみを感じると甘くなるのか。 それはゆっくりは糖分を使って記憶しているからだ。 痛みや苦しみを感じると、ゆっくりは一時的に記憶力を上げる。そしてそのような状況を回避するよう 原因を記憶するのだ。その記憶のために体内に糖分が生成される。 餡電位多重再生装置により虐待されたまりさの体内には大量の糖分が生成される。そしてその糖分は まりさに高い記憶力を与える。 教育は順調に進んでいった。 「さあ飼い主が帰ってきたぞ。」 「ゆっくりしないで…げんかんさんまでおでむかえ…。かいぬしさん、きょうもおつかれさまでした…。 おうちで、…ゆっくり…、していってね…。」 「飼い主がリビングでくつろいでいるぞ。」 「まりさが…、おうたをうたうよ…。ゆっくり、できる…よね?」 「うるさいと言われたぞ。」 「すぐにおうたをやめるよ…。」 日常生活もしっかり覚えたようだ。 「ゆっくりしていってね!」 「…。」 「ゆっくりしていってね!」 「…。」 「もう答えてもいいぞ。」 「ゆっくり…していってね。」 お返事の抑制も完璧だ。 まりさの教育は完了した。これでどこへ出しても恥ずかしくない、 『虐待済みゆっくり』 になった。 その目は虚ろだ。お口にもお顔にもなんの表情も浮かんでいない。生きているのさえわからないほど の、完全な被虐状態だ。 試験官が批難したのはこういう状態のことだろう。躾や教育が完全でも、ペットとしては完璧に失敗作 だ。 だがここからが俺のテクの見せどころ。餡電位多重再生装置はこういう使い方もできるのさ。 「おいまりさ。」 「…ゆっ、なあに、おにいさん…?」 「命令だ。元気で明るいゆっくりの真似をしろ。」 「…げんき…、あか…るい…?それって…、どんな…ゆっくりなの…?」 俺は愛で派の DVD を見せてやる。画面の中で、子れいむは楽しそうに歌っていた。子まりさは元気よく 飛び跳ねていた。ありすは素敵なダンスを踊っていた。 その顔は、輝いていた。笑顔がこぼれおちそうだった。 まりさはそんなゆっくり達を食い入るように見ていた。もちろん羨ましい、とかそうなりたい、と いう感情からではない。俺が、命令したからだ。俺の命令を実行するために必死で記憶しているのだ。 「…ゆっ、わかった…よ。」 「じゃあ真似してみろ。」 「ゆっくりしていってね!まりさはまりさだよ!かいぬしさん、いつもおいしいごはんさん、 ありがとう! …これで、…いいの?」 「ああ、完璧だ。さすがだな、まりさ。」 俺はそっとまりさのこめかみあたりを撫でてやった。すると。 「……、し、ししししあわせぇぇぇ~~~!!」 最上級の笑顔で喜ぶまりさ。口元はゆるみ、よだれまでたらすほど。 まりさに埋め込んだ受信機、あれは人間の体に流れる微弱な電気を感知すると餡電位を発生させる ように調整してある。つまり人間が頭をなでると受信機が反応して発生する。 そう、『しあわせ』の多重餡電位を。 飢餓状態だった赤ゆっくりが、初めてケーキを食べた時。親から引き離され孤独に押しつぶされる直前 で親に再会し、そのやさしいほっぺですりすりしてもらった時。大好きだった幼馴染への告白を 受け止めてもらえた時。 そんな、『しあわせ』としか言い表せないほどの幸福を感じたときの餡電位が、まりさの体を駆け抜けて いった。 「お前が元気いっぱいで可愛いゆっくりの真似をするたび、感じることができるんだぞ。」 「ま、まりさは…、がんばるよ…。」 その瞳に、希望がほのかに燃え出していた。 「かいぬしさん!おかえりなさい!まりさすっごくさみしかったよ! おふろさんわいてるよ!まずはあせをながしてさっぱりすっきりしてね!」 「はい、びーるさん!まりさがんばってぷるたぶさんをあけたんだよ!」 「え、これたべていいの!?かいぬしさん、ありがとう!じゃあ、ちょっとだけもらうね! むーしゃむーしゃ、ごっくん!ゆっ、ゆわぁぁぁ!すっごくおいしいよ!しあわせー、だよ!」 元気に明るく前向きで、でもちょっとおませなまりさ。今までの被虐状況ゆっくりとは比べ物になら ない進歩だ。 しかしこれは演技。まりさの根底には決して消えない虐待の記憶がある。演技の切れ目にはその 虚ろな心がチラチラと現れてしまう。俺が頭をなでるたび体に走る『しあわせーの餡電位』を単純に 求めているだけだ。 だが、あと一押し。それで完成だ。 「おいまりさ。」 俺は金属製カードをチラつかせる。とたんにまりさは泣きそうな顔で怯え始める。 「ま、まりさは…、がんばってるよ…?」 「そうだな。頑張ってるな。…なあまりさ。よく考えてみろ。 このカードと苦しみに怯えるお前と、あの幸せの笑顔のお前、 …本当のお前は、どっちだ?」 「…ゆ?」 「お前が選ぶんだ。カードに怯え続ける自分と、飼い主に撫でてもらって幸せを感じるお前、 どちらを選ぶ?どちらが良いんだ? よく考えて、答えろ。本当の自分は、どっちなんだ?」 「………まりさは…。」 「さあ、選べ。…どっちだ?」 「まりさのほんとうは、しあわせー!なまりさだよ!かーどさんにこわいこわいするのは…うその ばでぃざなんだぁぁぁぁ!!!!」 号泣しながらも言い切った。 「じゃあ、幸せなまりさが本当の自分だと、死ぬ気で思い込め。カードを怖がるまりさは偽物だと、 死に物狂いで信じ込め。」 「ぞうだよ!がーどざんをごわがるばでぃざはうぞゆっぐりだぁぁぁ!ばでぃざは、ばでぃざは、 …ばでぃざはがいぬじざんにずーりずーりじでぼらっで、ぞれでじあばぜー!になるのが ばでぃざなんだぁぁぁ!!」 何度も何度も、嘘だ嘘だとまりさは叫び続けた。 「…信じられない…。」 試験官は呆然としていた。 「おねえさん!まりさ、どうだった!?まりさがんばったよね!しけんさん、ごうかくなの?」 明るい笑顔でぴょんこぴょんこと飛び跳ねるまりさ。その笑顔は絶え間なく続き、自分の合格を 一新に願う気持ちがあふれていた。 「どうです?うちのまりさは。」 「…ええ、合格よ…。でも、まさか…。」 「ね?虐待鬼威惨でも金バッジゆっくりは育てられるんですよ?」 「何かの間違いじゃ…。あなたみたいな最低の虐待鬼威惨が…。」 「ゆー!おねえさん!まりさのおにいさんにひどいこといわないでね!まりさはおにいさんの おかげですごくゆっくりしたゆっくりになれたんだよ!ゆっくりあやまってね!」 「こらまりさ。試験官さんに失礼だろ。」 「ゆー…。ごめんなさい、おにいさん。でも、まりさくやしくって…。」 「ありがとうな、まりさ。」 いつもの虐待派の俺なら虫酸の走る会話だ。だが今はとなりにこいつがいる。そう、生意気なことを いったこの女が。 「なんで…?このまりさ…、子まりさのころは強度のゲスだったって証明書が…。」 目の前の事が信じられないといった表情で呆然としている。ククッ、いくら考えてもわからんだろう。 まりさがどれだけの虐待を受け、そして過去の自分を嘘だと信じ込むに至ったのかを。 よく言われることだが、ゆっくりは思い込みの生き物(?)だ。俺がやったのは都合の良い人格 (ゆん格)を用意して、そしてそちらが本当の自分だと思い込ませただけだ。しかしそこは 思い込み界ナンバーワンのゆっくり。綺麗に過去の事は忘れ、(人間にとって)都合の良いゆん格 を選んでくれた。 いや、忘れたわけじゃないだろう。今でも金属製カードを見せるとひるんでいるからな。だがまりさ の中では、虐待を受けたゆっくりというのはお話で聞かされた物語の中のゆっくりだと思い込んでいる。 自分が虐待を受けているなんて考えたら生きていけないからな。それも当然だ。 そしてまりさはもとの飼い主のところへ戻っていった。飼い主は格段に性格がよくなったまりさを いつもほめて撫でているらしい。まりさも幸せなことだろう。 意外なほど高値でまりさが引き取られたことに気を良くした俺は、本格的にブリーダー業をやること にした。だが俺はもともとは虐待鬼威惨、毎回あんな手間は掛けたくない。 「さあ、もう一度だよ!」 ふてぶてしく笑うれいむが命令する。その前には赤ゆっくりを卒業したばかりの子まりさや子れいむ、 子ありす達。 「か、かいぬしさん、…ゆっくりしていくんだぜっ!」 ぺちん。れいむがもみあげを使い、金属製カードで子まりさをはたく。 子まりさが若鮎になるのを、他の子ゆっくりは恐怖の目で見ていた。 「れいむの言う事を忘れるばかゆっくりはこうなるよ!よく覚えてね!」 このれいむは教師れいむ。俺が子ゆっくりの教育方法をイチから叩き込んだゆっくりだ。もちろん こいつにも餡電位多重再生装置を仕込んで調教した。死んだ魚の目をしたれいむも、教師ゆっくりの ゆん格を最終的に受け入れ、今では幸せそうに子ゆっくりを虐待、ではなく教育している。 ま、俺は心の中じゃ獄長れいむって呼んでるけどな。教育よりお仕置きをサディスティックなまでに 求めているようだし。おそらく子ゆっくり達も似たようなことを考えているだろう。 「さあ、次は数の数え方だよ!昨日教えたことを忘れてたら…。」 ひゅんひゅんと金属製カードを振り回すれいむ。今日もノリノリだ。 これで楽をして金が稼げる。いままで以上に虐待に金がつぎ込めるってものだ。 俺はリクライニングチェアに寝そべりながら、横にいるれいむに声をかける。 「ほらほら、もっとのびのびして紐を引っ張らないと赤ゆっくりがゴマ団子になるぞ?」 「ゆえええん!?ゆっほ、ゆっほ!おちびちゃんはっ!おかあさんがっ!ぜったいにっ!まもるよっ!」 れいむは体を伸ばして垂れ下がる紐をくわえると、体を縮めてそれをひっぱる。 するとれいむの横に吊るされた赤ゆっくり達が上へと引き上げられる。 赤ゆっくり達の体にはゴマがびっしりとつけられている。そしてその下には煮えたぎる油があった。 れいむが紐をひっぱらないと赤ゆっくり達はこんがりと美味しそうな揚げゴマ団子になってしまうのだ。 「おかあしゃぁぁぁん!まりしゃあちゅいよぉぉぉ!!」 「れいみゅごみゃだんぎょしゃんににゃりちゃくにゃいぃぃぃ!」 「まっててねおちびちゃんたちっ!ゆっほっ!おかあさんがっ!いまっ!たすけるよっ!ゆっほっ!」 「はやきゅしりょこのくちょばばぁぁぁぁ!!」 「どぼじでぞんなごどいうのぉぉぉ!?」 紐をひっぱるのをやめると、赤ゆっくりの入った籠はどんどん油鍋へと落ちていく。 「はやきゅひっぱりぇ、このくじゅおや!れいみゅをころしょうとしゅるくそばばぁはちねぇ!」 「まりしゃをたしゅけりゅのがおやのせきにんなんだじぇぇぇ!はやきゅひっぱりぇ!」 「ゆっほっ!どぼじでっ!ゆっほっ!おかあさんにっ!そんなっ!こというのぉぉぉ!」 もちろん最速でのびのびし続けても、決して赤ゆっくりは助からない。最後には親れいむが力尽き、 揚げゴマ団子は完成するのが定めだ。 だが親れいむは諦めない。きっとなんとかなる、そう前向きに考えている。さすがは餡子脳だ。 俺は獄長れいむが子ゆっくり達を虐待、じゃなく教育するのを見ながら、揚げゴマ団子の完成を 楽しみに待った。 過去作品 ふたば系ゆっくりいじめ 644 れいぱー対策 ふたば系ゆっくりいじめ 602 不良品の証 ふたば系ゆっくりいじめ 563 エコを目指す加工所 ふたば系ゆっくりいじめ 551 真実を知るということ ふたば系ゆっくりいじめ 544 モチモチを生かして ふたば系ゆっくりいじめ 509 おかされいむ ふたば系ゆっくりいじめ 464 ゆ身売買 ふたば系ゆっくりいじめ 387 れいむはよげんしゃ ふたば系ゆっくりいじめ 248 ゆっくりできない理由 ふたば系ゆっくりいじめ 220 ゆっくりスクール【ゲス更正編】 ふたば系ゆっくりいじめ 216 子まりさの反乱 ふたば系ゆっくりいじめ 182 どすすぱーくをうつよ! ふたば系ゆっくりいじめ 177 人間の畑だと説得してみよう ふたば系ゆっくりいじめ 147 陰口 ふたば系ゆっくりいじめ 111 効率化の道 必殺引篭り人の作品集 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る 試験官のおねえさんざまぁ -- 2013-08-07 12 34 33 ↓↓ゆっくりできないコメントさんはしねぇ!! -- 2012-07-02 21 07 38 どぼじでぞんなごどいうのーー!!!! -- 2012-04-02 18 54 18 この人の作品一通り読んだけど ほとんどが他人の作品にすこぉぉぉしだけオリジナル入れただけだよね その他人の作品って部分も文章力が乏しくて表現しきれてないしw そもそもふたばでコテにあきをつけない時点で、お飾りさんの無いゆっくりみたいなもんだねーゆぷぷwwww -- 2012-03-17 15 47 05 ごまだんごさんはゆっくりできたよ! -- 2011-09-21 14 29 35 なんかこれだと教祖様の前ではいつも不自然にニコニコしているカルト教団の信者みたくなりそう -- 2011-09-14 21 23 34 おもしろかったよ! 思い込みで性格まで変えさせるの -- 2011-06-13 12 38 42 ゴマ団子食べたくなった。 -- 2011-03-08 23 53 49 とりあえず経過を知らない僕は単品の作品としてよい虐待でしたと書かせていただきます。 ゴマ団子でお茶うめぇ。 -- 2010-12-05 17 13 15 鬼威惨が貶められたからって虐待マンセーな俺設定で他人様の作品汚さないでくださいよ。 -- 2010-11-27 22 35 56 何がインスパイアだよ、クソ作者。虐厨の人間が痛い目見たのが気に入らないから書いた単なる当てつけssだろ。 -- 2010-11-27 21 12 00 金属板っていうのが小道具の見た目としても面白いと思う -- 2010-11-22 14 10 16 虐待で金バッチを取らせるか、中々面白い趣向だと思う。 すっきりー! -- 2010-11-08 18 55 30 おいしそう -- 2010-09-06 16 22 18 ↓饅頭を飼おうなんて酔狂な人たちなんだお!普通の人が気にならない様なことにも執着するお! 血餡書とか発行したり、愛護団体つくったり、ゆっくり飼おうなんてのは変人ばっかりなんだお! 常人・凡人・普通人の価値観では測りきれないんだお! -- 2010-08-03 04 52 26 ↓ゆっくりの生い立ちなんて知ったところで無駄な気がするしそんなもんにこだわる人が多いとも思えんのだが。 -- 2010-08-02 18 55 35 金バッジのスペックがあっても背景にこんな鬱事情があったら、需要は少なそう。 ペットの生い立ちを知りたがる人ってけっこういるらしいし。 -- 2010-07-17 23 14 14 とても楽しかったよ! -- 2010-06-08 03 06 03 すっきりー♪ -- 2010-04-18 21 19 42 うわゆっくりできねぇ -- 2010-03-30 18 08 31
https://w.atwiki.jp/shin_nosuke/pages/36.html
大津市の行政区では、2017年に政令指定都市に移行した大津市の行政区と、政令指定都市に移行するまで、もしくは、移行してからの変化について説明する。 もくじ 概要 行政区浜大津区 石山寺区 皇子山区 比叡山区 堅田区 JRの変化副駅名の付与 悲願の琵琶湖環状鉄道化停車駅 概要 近年の人口増加が著しい大津市であったが、大阪に近接するベッドタウンの茨木市、高槻市の人口が飽和状態になり、特に子育ての分野で行政サービスが行き届かなくなったことなどから、さらなる大津市への人口流出の傾向が続いた。これを受け、JR西日本は、2012年の大阪始発新快速の京都直通化(新大阪と高槻は通過)によって、大阪からの、大津、草津方面への混雑を緩和させ、所要時間も大阪~大津間が8分短縮の32分としたことをきっかけに、ベッドタウンとしての大津市が、関西地区で見直され、さらなる人口増加が起こった。 それから、わずか2年後の2014年の国勢調査において、大津市の人口が、60万人を越えたことが発表され、当時の大津市長、西川貴教(野洲市出身、元T.M.Revolution)は、翌年からの政令指定都市への移行に向け、積極的に取り組む声明を発表し、2016年には、人口がついに80万人を突破した。翌年、2017年4月1日、ついに、大津市は念願の政令指定都市へ移行を果たした。 政令市への移行は、神奈川県相模原市(2010年)、熊本県熊本市(2012年)に次ぐ、21例目となる。 なお、隣接する草津市、高島市についても、平成の大合併直後と比較して、人口が、2倍以上となっており、さらに、人口は増え続けている。京都市山科区は、すでに飽和状態であったことと、大津のベッドタウン化によって、住宅価格が高騰したことなどから、人口は頭打ちである。 行政区 以下の5つである 浜大津区 区庁舎:明日都浜大津(市役所と併設) JR:大津、膳所 京阪:追分、大谷、上栄町、浜大津、三井寺、島ノ関、石場、京阪膳所、錦、膳所本町、中ノ庄、瓦ヶ浜 石山寺区 区庁舎: JR:石山、瀬田 京阪:粟津、京阪石山、唐橋前、石山寺 皇子山区 区庁舎:旧大津市役所庁舎 JR:大津京 京阪:別所、皇子山、近江神宮、南滋賀、滋賀里、穴太 比叡山区 区庁舎: JR:唐崎、比叡山坂本、おごと温泉 京阪:松の馬場、坂本 堅田区 JR:堅田(西びわこ)、小野、和邇、蓬莱、滋賀、比良、近江舞子、北小松 JRの変化 副駅名の付与 大津市の政令都市移行を受け、観光客が増加したが、湖西線とJR琵琶湖線の乗り間違いが多く発生した。大津市の請願により、湖西線の代表駅である堅田駅に西びわこ、ほとんどの新快速の終着駅である野洲駅に東びわこという副駅名がそれぞれ新たに与えられた。これらの駅を経由する場合でも「新快速、湖西線、堅田西びわこ経由、近江塩津行きです」(湖西線)、「新快速、野洲東びわこ、米原経由、長浜行きです」(JR琵琶湖線)などと、副駅名を含めて、アナウンスする。 悲願の琵琶湖環状鉄道化 琵琶湖の環状鉄道化は戦後からの滋賀県の念願であり、2006年の長浜駅・永原駅から北陸本線敦賀駅までの直流化によって、その環境は整っていたが、人口増加による大津市の税収が増大したことにより、自治体主導で、ついに琵琶湖環状鉄道が実現した。 京都駅を発着点とし、近江塩津でスイッチバックして折り返す。両線とも、普通電車が定常的に運転されているため、運転種別は琵琶湖環状快速(新快速に相当)のみであり、京都を出て、おおむね90分で、京都に戻ってくる。 停車駅 湖西線方面が外回り、琵琶湖線方面が内回りである。内回りを示す。 京都-山科-大津-石山-草津-野洲-能登川-彦根-米原-長浜-近江塩津-永原-近江舞子-堅田-おごと温泉-比叡山坂本-大津京-山科-京都 -- to do -- ・新幹線との関連 ・区庁舎の場所 ・各行政区の特徴と区長 エイプリルフール この記事は、4月1日に立てる予定です。この記事の中身は出たら目で嘘八百万です。 ジョークとか未来の妄想を楽しむためものです。えーとかいわない。
https://w.atwiki.jp/futabayukkuriss/pages/984.html
ゆ身売買 32KB ※独自設定垂れ流し。 ※虐待成分無し。 ※現代設定。 ※設定文章が多くてごめん。 ※会話文章が多くてごめん。ひらがなばかりはよみにくくてゆっくりできないね! ※前回れいむヘイトだったので、今回は優遇されてます。まりさは相変わらずヘイトしてます。 ※正直、「ふたば系ゆっくりいじめ 417 ゆっくりブリーダー」とネタがかぶっている上、あちらのほうが 出来がよくてヘコんでます。 ※さらに「さよなら!ゆっくりまりさ!」とも一部ネタがかぶってます。あちらのほうが 秀(ry。 ※餡子ンペ出展。テーマは『群れ(ミニ社会化)』なんですが…。ちょっとテーマと関連が 弱いかも…。 ※じゃりあき様の「かわいい いもうと」からインスパイアされた部分があります。 じゃりあき様のれいむはかわいいよね! コンクリートの道をゆっ、ゆっ、と飛び跳ねる物体。赤いリボンが特徴的なゆっくりれいむだ。 その後ろ、なにやら小型の生き物(?)がれいむについていっている。 赤いリボンと黒い帽子の2匹。同じくゆっくりれいむとゆっくりまりさ、どちらもまだ子ゆっくり だ。 街中を飛び跳ねる親子。その向かった先には人間用のドアと、ゆっくりが押せるほど下に取り付け られたブザーのスイッチがある。 親れいむがためらいもなくスイッチを押した。 「は~い。」 そしてドアから出てきたのはエプロン姿の女性。エプロンには「ゆっくりショップ ゆじま」 の刺繍がしてあった。 親れいむは出てきた女性に言う。 「おねえさん!うちのおちびちゃんを、ゆっくり買い取ってね!」 「ゆ身売買」 必殺引篭り人 ここはどこにでもあるような地方都市。このごくごくありきたりな街の特徴を探そうとするなら、 街ゆっくりと良好な関係を保っている、というところだろうか。 山や森が近くにあるこの街は、以前は野良ゆっくりに悩まされていた。花壇をあらす、学校に 進入する、ゴミをあさって散らかす、車の前に飛び出す。ありとあらゆる害がゆっくりに よってもたらされ、街の人間を困らせていた。 ゆ害に怒った住人が強硬手段にでた町もある。しかしこの街の住人は、言葉をしゃべり、感情 を吐露するこの生き物(かどうかも怪しいのだが)に多少なりとも憐憫の情を持っていた。 さりとて某ゆっくりんぴーすのような、過激な保護まではする気はない。 駆除すること自体は賛成だがジェノサイドまで行くのは忍びない(し、後味が悪い)。 そういう、なんとも歯切れの悪い住人が大半だったのだ。 あれでゆっくりがもう少し物分りがよければ飼うのになぁ。そんな、神様でもさじを投げる ような叶わぬ願いを抱く住人たち。 しかしそれをかなえようとする人間がいた。ゆっくりのせいで犬(ゆっくりを追いかけてしまい 一緒に散歩している人間を急に引っ張って危険)、猫(ゆっくりから攻撃を受けて怪我をしたり、 逆に狩ってきてしまったり)が売れなくなったペットショップの組合だ。 街の平和のため、そして最終的には売り上げアップのため、ペットショップ組合は立ち上がった。 要するに問題なのは人間の街に適応できないゆっくりなのだ。街での生き方、身の処し方を わきまえているゆっくり達は野良とはいえ、街の人間からそれなりの対応をしてもらっていた。 つまり対処するのは以下のゆっくり。 (1)ゲス。窓を割って進入、お家宣言やら略奪をする。花壇に侵入するなど。 (2)バカ。堂々とゴミをあさる、何度教えても人間の街の掟を学ばない。 (3)注意散漫。子供がお菓子を食べているのを見て、道路を横断するようなゆっくり。 (4)自分勝手。赤ゆっくりはかわいいから、これを見せればなんでも許される、 自分はかわいそうだからなど論理破綻をおこしている。 これらを除けば、それなりにゆっくりと人間は共存できるのだ。まあ野良ではあるのだが。 地域猫の考えに多少近い存在にはなれる。 しかしこの (1)~(4)、矯正と教育でどうにかなるようなものではない。それは今まで学者 やら愛で or 虐待お兄さん達の努力の結果から判っている。 そこでペットショップ組合はより根本的な方法、つまり「淘汰による適応進化」を 実践することにした。 「いいかい?あと3回お日様がのぼったら、その日は絶対にお家から出ちゃダメだよ? どんなことが聞こえても、絶対にお家からでちゃダメ。 出ると、ものすごくゆっくりできなくなっちゃうから。」 「ゆっ!れいむわかったよ!にんげんさんのいうこと、ちゃんときくよ!」 「まりさもわかったよ!」 口々にゆっくり達が答える。公園に集まった野良ゆっくり達に、組合のお兄さんが 注意を伝えている。 「じゃあ、ゆっくりフードをわけてあげるね。今言ったことは、ほかのゆっくりにも 教えてあげてね!」 「わかったよ、おにいさん!」 「まりさがちゃんとつたえるよ!」 「ちゃんとつたえるわ!べ、べつにおにいさんのおねがいだからじゃないわ! ごはんさんをもらったから、しょうがなくなのよ!?」 「みょんもみんなにおしらせしてくるんだみょん!」 お兄さんが袋をひっくり返してバラまいたフードを集めながら答える。 このような光景が、街のいたるところで見かけられた。 そして迎えた3日後。ゴミ収集車に掃除機をくっつけたような不恰好な車が何台も街を走る。 「あまあま~、あまあまだよ~!あまあま欲しいゆっくりは寄っといで~!」 大音量で、ゆっくりを確実に引き寄せる曲を流す。曲は野良ゆっくりれいむに歌って もらっているので、とってもゆっくりした曲になっている。 「ゆゆゆっ!れいむのこえなのぜ!」 「あまあまがもらえるなんて、なんてとかいはなの!」 「わかるよー!きょうはかみさまがくれたたからもののいちにちなんだねー!」 「ゆー!やっとれいむのちからをみとめたんだね!まったくこのまちのにんげんはぐず ばかりだね!」 都合のよいことを口走りながら車に寄ってくる野良ゆ達。しかし彼らの希望はあっという間に、 吸い込まれていった。 文字通り、体ごと一気に。 強力な吸引力が衰えることなく野良ゆ達を吸い込んでいく。 「な、なんなのぜぇぇぇ~!?」 「ご、ごんなのどがいばぁ~!!??」 「わがらないんだよ~!?」 「でいぶはじんぐるまぁああざぁぁ~!?」 どんどん吸い込んでいく。ゆっくりが絶対に逆らえない言葉の一つ、「あまあま」を使って 一網打尽である。 しかしゆっくりは絶滅しなかった。この大虐殺を生き延びたゆっくりもいるのである。 「お、おかあしゃん!?おしょとがきょわいよぉぉ!」 「れいむのおちびちゃん!ゆっくりしていってね!おうちのなかにいればゆっくりできるからね!」 「まりしゃもきょわいんだじぇぇぇ!?」 「おうちのなかにはこないって、にんげんさんがいってたんだぜ!おちびたちはまりさをしんじる んだぜ!」 「そうだよ!おとうさんとおかあさんをしんじてね!」 「「ゆ、ゆっくりりかいしちゃよ(じぇ)!」」 人間の指示をしっかりと守っているゆっくり達はちゃんと生き延びたのである。 ゲス、バカ、自己中、注意散漫なゆっくり達はあっさりひっかかって虐殺されていく。 「ゆっ!おしょとからあみゃあみゃしゃんのこえがしゅりゅよ!」 「ありしゅ、あみゃあみゃしゃんほしいよ!」 「だめよおちびちゃん!おうちにいないゆっくりは、いなかものよ!」 「そうだよ!にんげんさんがおうちにいればあんぜんっておしえてくれたんだよ! れいむとありすのおちびちゃんならりかいできるよね!」 「「しょんにゃのどうでみょいいでちょ!あみゃあみゃほしいよ!」」 「どぼじでぞんなごどいうのぉぉー!?」「 「どがいばじゃないわぁぁぁー!?」 「みょういいよ!れーみゅはあみゃあみゃもりゃいにいきゅよ!」 「ありしゅもときゃいはにもりゃってくりゅよ!」 「だ、だめよおちびちゃん!おそとはあぶないのよ!」 こうして赤ゆっくりを追いかけていった親2匹も、仲良く吸い込まれていった。 子供を監督できない、教えられないようなゆっくりも等しく虐殺である。 ペットショップ組合の説明はこうだ。 まずゲス等の矯正不能個体はすべて排除(虐殺)。これは街に被害を出すからしかたがない。 しかしそれ以外は残す。悪さをしていないのに殺すのはかわいそうだ。 それを何世代かに渡って続ける。ゆっくりは短命。特に街の野良は寿命は短い。せいぜい3年、 長くても5年である。世代交代はそれこそ1年もかからない。 こうして学習する、人間の掟には従うゆっくりだけを街ゆっくりとして残していく。 これを繰り返せばゆっくりは街に適応する(というか、適応しないゆっくりはすべて死ぬ)。 進化学でいう「淘汰圧」を人間が与えてやるのだ。これにより、進化という名の適応が すすむ。街に害を与えないゆっくりだけが繁殖するのだ。 一度このようなゆっくりが繁殖すると、ゲス等の個体が出にくくなるのもうれしいところだ。 街に適応したゆっくり集団に対して、たとえば外部から別の個体が来たとしよう。 当然そいつは問題を起こす。するとゆっくり集団は街から攻撃される危険が高まると判断、 これを排除する。 集団内部から発生した異分子もこうやって排除される。 街の人間の中には排除に抵抗を示すものもいたのだが、最後には折れてこの計画を承認した。 道路に飛び出して、子供と勘違いしてハンドルを切ってしまった車が店に飛び込む事件も起き、 ゆ害が改めて問題になったことが最終的な理由だった。 こうして街のゆっくり達は、人間と共存できるものを除いてどんどんといなくなっていった。 そして数世代が過ぎる。 ペットショップ組合は次の手を打った。ただ売り上げアップを待つようでは この生き馬の目を抜く世の中、生きていけない。街を救うという表向きの裏で、次の策を 進めていたのだ。転んでもタダで起きたら貧乏人。タダより高いものはないのだ。 街のためにお金をだした組合が、その投資を回収する手段。もちろんペットとして ゆっくりを売るのだ。ただし、ただのゆっくりには興味ありません。 この中に「野良出身だけど物分りがよいゆっくり」がいたらペットショップに来なさい! 以上! ではなく。 そういう付加価値のあるゆっくりが求められ始めたのだ。 ゆっくりがペットとして広まってから、しっかりした教育による高品質ゆっくりが市場に あふれるようになった。これはこれで人気があるものの、人間満たされるとさらに欲が 出るもの。ちゃんとした敬語を使ったり、お家での作法をしっかり学んでいるようでは もはやゆっくりではない、というわがままな意見が出てきた。 さりとて単なる野良では物分りが悪すぎる。ひとつ教えるのに一ヶ月などザラである。 それではペットたりえない。 ペットショップ組合は悩んだ。野良出身でありながら物分りがよい、覚えがよいゆっくり。 口調や仕草は野良、お家での作法はあまり知らない。でも人間が教えるとちゃんと覚える。 こんなゆっくりがいればいいのに。 そこで考えたのが先ほどの処置。ゲス等を減らし、街に適応できるゆっくりを増やす 計画だ。これにより野良っぽい飼いゆっくりをペットショップが生産するという手間は省けた。 街に行けばそんなゆっくりばかりなのだから。 次に組合は残ったゆっくり達に取引を持ちかけた。 「子ゆっくりを『巣立ち』させないか。」 「われわれがゆっくりさせてくれる飼い主さんを探してあげる。」 「街で野良生活をするよりも、ずーっと良い生活が子ゆっくりを待っている。」 「ただし、子ゆっくりは親がしっかり教育すること。飼い主さんのところで粗相をすれば 子ゆっくりはすごくゆっくりできなくなる。」 「教える内容は我々が親ゆっくりに伝える。忘れないよう、紙に書いたものもあげよう。」 「子ゆっくりの様子はいつでも教えてあげる。飼い主さんから写真をもらえるからね。 そして子ゆっくりが飼い主さんをゆっくりさせてあげられていれば、 子ゆっくりがゆっくりプレイスに行けたお祝いとして、フードを上げるよ。」 そう、悪魔のささやきを聞かせたのだ。 残った親ゆっくり達にバカはいなかった。だからこの提案が魅力的なものであることはすぐに 理解した。 いくらゲスを筆頭とした、街の害ゆがいなくなったとはいえ、依然として街はゆっくりが住むには 苦労の絶えないプレイスだ。 足りないゆっくり成分を求めて赤ゆっくりを増やそうとしても、食べ物がなかったり お家が狭かったりと、どうしても無理が出てくる。子沢山はゆっくりできるが、街でやろうにも 増えすぎると自分の首を絞めてしまう。 正直、巣立ちさせるには子ゆっくりは幼い。まだ親ゆですら子離れができないくらいだ。 しかしこのまま野良生活で苦労させるよりも、子ゆっくりがゆっくりプレイスに行けたほうが うれしい。 それにぶっちゃけ、食い扶持が減ることはありがたかった。食べ物が少ないなら、 食い扶持を減らせばいい。それだけ残った家族に食べ物がいきわたる。 子ゆと別れるのはつらいが、残された家族がおなかいっぱいご飯を食べられることも大切だ。 さらに飼い主さんを満足させられたなら、ペットショップからご飯がもらえるらしい。 子ゆっくりはプレイスでゆっくりし、残された家族もご飯がもらえてゆっくりできる。 少し寂しくはあるが、両者とも幸せになるのなら万々歳だ。 街の野良ゆっくり達は、ペットショップの提案に乗った。 その日から、親ゆっくり達の勉強が始まった。各ペットショップに集まり講習を受け、 教育内容の書かれた紙をお家に持って帰って子ゆっくり達に教え込んだ。 子ゆっくりは突然降って沸いた教育に、ゆっくりできないと泣き出すものが続出したが、 親ゆっくりに説き伏せられてしぶしぶ従っていった。 そしてはじめての試験日。親ゆっくり達は子ゆっくりを連れ、ペットショップに集まった。 「おねーしゃん!れいみゅあみゃあみゃしゃんがたべちゃいよ!」 「あまあまはまた今度ね。」 「ゆーん…、わかっちゃよ…。でも、こんどはちょうだいにぇ!」 「はいはい。じゃあご飯ね。どうぞ。」 「ゆわーい!むーちゃ、むーちゃ、ごっくん!ち、ちちちあわちぇぇー!」 「まあ、ごっくんしてきれいにたべるのね。」 「おかーしゃんにおちえてもらっちゃの!たべものしゃん、たいしぇつだきゃら、 こぼしゃないようにって!」 「えらいわね。」 「ゆーん!おかーしゃんはゆっくちしちぇるゆっくちだもん!あちゃりまえだよ!」 そばでハラハラとしながら見ていた母れいむも、スムーズにすすむ試験にすこし安心して きたようだ。 この子れいむはもちろん合格。野良出身である口調、仕草をしており、また失敗はあるものの 聞き分けよく注意を聞いて直していくという、まさにペットショップ組合が望んだとおりの ゆっくりだった。 母れいむは最後に子れいむを揉み上げでひっしと抱きしめると、「にんげんさんをゆっくり させていってね!」と別れの言葉を伝えた。 ペットショップからお祝い金としてゆっくりフード(ゆっくりでも開けやすいパッケージ) をもらうと、街中のお家へ帰っていく。 ペットショップの窓から、子れいむは寂しさを感じさせつつも、巣立ちへの期待をにじませた まなざしでそれを見ていた。 「ゆっ!しゃっしゃとまりしゃしゃまにあみゃあみゃだしゅんだじぇ!」 「こら、人間にむかってそういう口の聞き方をしちゃだめだろ。」 「にゃにいっちぇるんだじぇ!?くしょどりぇいはしちゃがうしきゃのうがにゃいんだきゃら、 もんきゅをいわじゅにまりしゃしゃまに『ほーし』しゅりゅんだじぇ!」 「…失格!」 「ゆがーん!お、おちび!なんで教えたとおりに言わないんだぜ!?」 もちろん一夜漬けでは受からない。親まりさはいまだに文句を言う子ゆっくりを帽子にのせる と、ずーりずーりと帰っていった。 「うちには子まりさがいるんだけど、仲良くお友達になれるかな?」 と言って写真を見せると、 「むほぉぉぉ!?まりしゃはちいしゃいわにぇぇぇー!だいじょーぶよ!ありしゅがときゃいは なあいしかちゃをれくちゃーしちぇあげりゅわー!」 あっという間にレイパー誕生。 「退場っ!」 「ち、ちびちゃんん!?どうしてれいぱーになっちゃうのぉぉ!?」 親ありすの願いもむなしくレイパー化する子ありす。これも排除される。 「ちぇんのおちびちゃんはゆうしゅうなんだねー。わかるよー。」 「じゃあ計算問題を答えてみて。1+1=…?」 「うるしゃいんだねー。おにいしゃんはばきゃなんだねー。ちぇんがしょんにゃみょんだい こちゃえるみゃでもにゃいんだねー。」 「そうなんだよー。おにいさん、さっさとじぶんがばかだってきづいてねー。」 「ゲスと認定。排除します。」 ゲスはもとより排除の対象。その日から、このちぇん親子は街の中で見かけなくなった。 どこへ行ったかは誰にもわかない。 悲喜こもごも、初めての巣立ち試験はなかなかに大騒動だったが、人間もゆっくりも徐々に この状況に慣れていった。 ペットショップに陳列された野良出身の子ゆっくりは飛ぶように売れた。自分でしつけをしたい (でも覚えが悪いのはイヤ。手軽に教え込む達成感を味わいたいの☆)という (若干ワガママな)客は、実は多かったのだ。 ペットショップ組合の目論見はスマッシュヒットだった。人間がゆっくりを教育するのは難しい。 結局のところ体罰やらお仕置きやらでゆっくりさせない、という方法になるし、なにより 手間がかかり過ぎる。人件費としつけの成功率を勘案すると、赤字になることもしばしばだ。 だから親ゆっくりに教えさせる。親ゆは子ゆのために必死になって教えるから成功率もわりと良い。 人間の手間は講習会と試験だけで人件費も抑えられる。 なにより一度に大量の子ゆっくりを教え込めるのが大きい。人間がやったら何人必要か わからない作業も、個々の家庭でやれば並列作業で効率が良い。 手間と人件費を抑え、質の高い子ゆっくりだけ売り出し、ダメな個体は親ゆっくりにつき返す。 ペットショップの収益率は飛躍的に高まった。 では子ゆっくりはどうなったのか。 買われて行った子ゆっくりは、慣れない人間との生活にはじめはゆっくりできずにいたが、 元々物覚えの良い個体として選別されたゆっくりである。飼い主さんに教えられ、覚え、 そしてだんだんとゆっくりできるようになっていった。 飼い主さんも覚えのよい子ゆっくりへ教えることに達成感を覚え、お互いにゆっくりとした 生活ができるようになった。 今日も母れいむがペットショップへ来た。 「おねーさん、こんにちは!おちびちゃんたちのようすをゆっくりおしえてね!」 「まあ、れいむ。こんにちは。れいむのおちびちゃんたち、飼い主さんのところでとっても ゆっくりできてるわよ。飼い主さん達も、おちびちゃんがとってもいい子ですごくゆっくり できるってほめてたわ。」 そういって、飼い主からもらった写真やビデオを母れいむに見せた。 子ゆっくりはれいむ、ありす、れいむの3種。どの子も楽しそうに歌い、お兄さんに抱きあげられ、 元気に遊び、おいしそうな山盛りのご飯をむしゃむしゃしていた。 「ゆゆーん!れいむのおちびちゃんたち、とってもゆっくりしてるよぉ!」 「うちのショップじゃ、れいむの子が一番評価が高いわ。だから、今日は特別にご飯に ケーキをつけてあげる。」 「ゆゆんっ!れいむうれしいよ!つぎにしけんをうけるおちびちゃんも、とってもいいこだよ! つぎもゆっくりおねがいするよ!」 「期待してるわ。じゃ、はいこれ。」 ゆっくりフードとケーキの箱を受け取り、母れいむは意気揚々とお家へ帰って言った。 「おかあしゃん!ゆっくちおかえりー!」 「おちびちゃん、ゆっくりただいま!きょうはとくべつにけーきさんをもらったよ!」 「ゆわーい!けーきしゃんはゆっくちできりゅからだいしゅきー!」 店の裏口で待っていた子れいむがぴょんぴょんとうれしそうに飛び跳ねる。 これも教育の一環。街の歩き方、そしてお店の前でちゃんと待つ忍耐力を教える訓練だ。 母れいむは頭はあまりよくなかったが、教育者としてはなかなかの腕前だった。 街の害ゆ駆除の直前、れいぱーありすにすっきりさせられてしまい、母れいむは4匹の赤ゆっくりを にんっしんっしてしまった。途方にくれた母れいむは、それでも赤ゆっくりを大切にしようと 決めた。れいぱーは許せないが、赤ゆっくりに罪はないからだ。 ほかの野良ゆっくりになんとか協力してもらい、4匹ともを産み落とした母れいむは、 すぐにペットショップの提案に乗った。それしか赤ゆっくり達を育てる方法がなかったからだ。 赤ゆっくりは上かられいむ、ありす×2、そしてれいむの4匹。 姉れいむの教育は本当に大変だった。試験に落ちること3回。そのたびにペットショップから 指導を受けて教育を続けた。幼いゆっくりを4匹も抱えての教育は苦難の連続ではあったが、 姉れいむはお姉さんとしての自覚が強かったため、なんとかペットショップ入りすることが できた。 そして姉れいむは飼い主さんに買われていった。さびしくもあったが、なによりご飯を ペットショップからもらえるようになったのは本当にありがたかった。 母れいむは続けて2匹の子ありすの教育にも取り掛かった。姉れいむへの教育を元に、 今度はより野良らしく、しかし物分り良く育てていく母れいむ。 苦労は実を結ぶ。2匹の子ありすはすぐに飼い主さんを見つけた。しかも妹のほうの ありすはなんと芸能界デビューまで果たす。ゆっくりユニット(略して『ゆニット』) の『Be For Yu!』のメインダンサーとしてデビューしたのだ。 「ゆー!おかあしゃんみて!おねえちゃん、しゅごくゆっくちしちぇるよ!」 ペットショップに置かれたテレビに、Be For Yu! が映し出された。妹ありすが見事なダンス を決めている。両脇にはれいむとみょん。この3匹が Be For Yu! だ。バックダンサーは 4匹のちぇん達。 妹ありすは母れいむのお歌じょうずを受け継ぎ、歌唱力が抜群だった。それもゆっくりが 好む歌ではなく、人間が聞いてゆっくりできる歌だ。 「ゆーん!おねえちゃん、とっちぇもときゃいはだね!」 「そうだね。おねえちゃんはとってもとかいはだね。おちびちゃんもはやくおねえちゃん みたいに、いいかいぬしさんにであえるようがんばろうね!」 「……ゆー、しょうだね…。」 なぜか子れいむは落ち込んでいる。 「どうしたの?しけんさんがこわいの?おちびちゃんはとってもききわけがいいから、 しけんさんはごうかくまちがいなしだよ!」 「ちぎゃうの。れいみゅ、おかあしゃんとはにゃれたくにゃいよ…。」 「おちびちゃん…。おかあさんもおちびちゃんとわかれたくないよ。でも、いっしょうのら ですごすのは、とってもたいへんなことだよ。」 「ゆー…。」 それは子れいむにもわかっていた。いままでどれだけ辛い思いをしてきたか。 食べ物は満足にむしゃむしゃできない。猫や犬に追いかけられたことはしょっちゅうだ。 寒い日には餡子の芯まで冷え切ってしまった。風が吹いてホコリをかけられたり、 太陽に焼かれたり、雨に溶けてしまいそうになった。 飼い主さんのもとでなら、そんなことはおきない。それはわかっていた。 それでも子れいむは母れいむと別れたくなかった。 「おちびちゃん、よくきいてね?ゆっくりはいつか『すだち』をするんだよ。 それはしぜんなことだよ。…たしかにおちびちゃんはまだちいさいよ。 でも、まちではすだちはちいさいときにするものなんだよ!ゆっくりりかいしてね!」 「ゆー…、ゆっくち、りかいしゅりゅよ…。」 突然、暖かいものに子れいむは包まれた。母れいむのもみ上げがぎゅっと子れいむを抱きしめた のだ。 「おかあさんのためにも、おちびちゃん、どうかかいぬしさんとゆっくりしてね。 おちびちゃんがかいぬしさんとゆっくりすると、おかあさんもゆっくりできるんだよ。」 「…ゆっ。わかっちゃよ。れいみゅわかっちゃよ!しけんさん、がんばりゅよ!」 「よくいえたねおちびちゃん!それでこそれいむのおちびちゃんだよ!」 2匹は元気を取り戻し、意気揚々と巣に戻っていった。 さて、ここで子ゆっくりへの教育内容を見てみよう。もちろん難しいことはゆっくりには理解 できない。しかし「野良だけど物分りがいい」という条件を満たすだけなら、 実は4つのことを教えれば可能なのだ。 (1)人間はゆっくりの見えないところでちゃんと静かにゆっくりしている。 (2)人間はとても力が強い。れみりゃやふらんより強い。 (3)だからゆっくりは人間をイラつかせてはいけない。人間が教えてくれることは素直に覚えること。 (4)人間をゆっくりさせるとご飯がもらえる。それはゆっくりにとっても人間にとっても幸せ。 基本、ゆっくりは人間を「すごくゆっくりしていないもの」とみなしている。それが教育の邪魔 になるのだ。人間がゆっくりを教育するときに一番問題になるのがこの思い込みで、これがある せいでゆっくりへ教えることの大半が無駄になる。「ゆっくりしていないもの」が自分に教える ことなど何もない、と心の底で思っているからだ(これは無意識にそう考えているのでゲスとは 違う。意識レベルで当然と認識するとゲスとなる)。 まずはこれが間違いだと教えるのが最初の一歩。 次の一歩は人間がとても強いということを教える。これで力関係を理解し、無駄な増長を抑える。 さらに人間をゆっくりさせるには、イライラさせないことがもっとも重要だ。イライラするのは 思い通りにならないとき。だから、人間に言われたことは基本、すべて素直に受け入れること。 ここまでくればもうゴールも同然だ。あとは人間をゆっくりさせるのが自分の仕事だと覚えれば 完璧である。 人間がこれを教えようとすれば、(1) に引っかかって大半が脱落する。結局、暴力と恐怖で教え込む ことになる。人間が何を求めているのか、自分達に言い聞かせていることの後ろにある、本当の目的が 何か、それを類推できるちょっとゆっくりらしからぬゆっくりだけが、人間の教育についてこれる ゆっくりなのだ。これでは大量生産はできない。 しかしこれをゆっくり、しかも親が教えればどうなるか。親ゆっくりは子ゆっくりからすれば とてもゆっくりしている存在だ。だから素直に教えに従い、教育がとてもスムーズに進む。 子ゆっくりにとっても楽しく勉強ができて一石二鳥なのだ。 「ゆっ!おちび!それじゃきょうのおべんきょうをはじめるのぜ!」 「…ゆー、まりしゃ、もうべんきょうしゃんいやなのじぇ…。」 「そんなことじゃしけんさんにごうかくできないんだぜ!ほら、これをよむんだぜ!」 「ゆー…、いち、にんげんはゆっくちのみえにゃいところで…。」 「こんなにちゃんとおべんきょうさせてるのに、なんでなんどもおちるんだぜ…。まりさはひげきの ひろいんさんなんだぜ…。」 これは、悪い例。ただ子ゆっくりに文章を丸暗記させただけでは教育の効果は出ない。この親まりさ は子ゆっくりが試験に落ちるたび、ペットショップの店員からそのことを指導されているにも かかわらず、手のかからないこの方法ばかりを採る。典型的なダメ親ゆだ。 しかしこういう質の悪い親の餡子を受け継いだ子ゆがペットショップに入ったら大変だ。 店員は厳格に試験を行うことでそれを防ぐ。これは街のバカを減らす(試験に受からないので結局 エサももらえない。よって餓死の可能性が高まる)効用も期待できる。 「むきゅ!おちびちゃんはちゃんとりかいしているようね!」 「むきゅんっ!もちろんよ。ぱちぇはおかあしゃんのぱちぇだもの!ちゃんとりきゃいできりゅわ!」 こちらはちゃんと教えることができたようだ。ぱちゅりー種ともなると文章を読むだけで、だいたい 伝えられる。試験に受かるのもぱちゅりー種が非常に多い。 これは、ぱちゅりー種が街での主流種となることを後押ししているので、バカを減らす効用が またもや期待できるのだ。 「さあ、おちびちゃん!きょうもとかいはにおべんきょうをはじめましょうね。」 「おかあしゃん!ありしゅ、にんげんしゃんがれみりゃよりちゅよいなんてしんじりゃれにゃいよ!」 「ふふっ、まだちいさいおちびちゃんはしらないかもね。でもありすはちゃんとみたわ。 れみりゃをかたてであしらえるのがにんげんさんなのよ!ゆっくりとかいはにりかいしてね!」 「ゆっ!そうにゃの!?ゆっくちりかいしゅりゅわ!」 「ゆふふ…。おちびちゃんはとかいはさんね!」 こちらも成功例。ありす種は知能が高いので試験合格率も高いが、『とかいは』という謎の判断基準 により頑なに信じないこともあり、ややムラがあるのが弱点だ。 では先ほどのれいむ親子はというと…。 「じゃあきょうもおべんきょうをはじめるよ!」 「ゆっくちおねぎゃいしましゅ!」 不幸中の幸いか、れいぱーありすはよほど頭脳派だったようだ。その資質が存分に発揮されている。 「きょうはにんげんさんをゆっくりさせるほうほうだよ!まず、にんげんさんがおちびちゃんに なにかしてほしいことをいうよ!そうしたらどうする?」 「ゆっくちできにゃいことだったらむちしゅりゅよ!」 「ゆっ!だめだよおちびちゃん!それはにんげんさんがとってもゆっくりできなくなっちゃうよ! おちびちゃんはほかのゆっくりをゆっくりさせない、ひどいゆっくりなの?」 「ゆゆゆっ!?しょんにゃこちょにゃいよ!れいみゅはゆっくちをゆっくちしゃしぇらりぇりゅよ!」 「そうだね、おちびちゃんはゆっくりをゆっくりさせられるよね。 このまえおしえたように、にんげんさんはゆっくりにみえないところでひとりゆっくりするのが すきなんだよ。だから、にんげんさんをゆっくりさせないのは、ゆっくりをゆっくりさせない ことだよ!」 「ゆー?れいみゅ、わりゅいこちょをしちゃの…?」 「おちびちゃんがにんげんさんのいうことをちゃんとまもれば、にんげんさんはゆっくりできるよ! だから、にんげんさんのおしえてくれたことはすなおにおぼえようね!」 「ゆー!ゆっくちりきゃいしちゃよ!」 これが理想的な形。おおよそ人間には理解不能の論理だが、要は比喩である。ゆっくりに対して 同じことをやったらゆっくりできない、と(同一単語を連発していて人間には気分が悪いが) 教え込むのが一番理解が早い。 この点で、れいむは教えるのが非常にうまかった。れいぱーに襲われ、周りの助けをなんとか借りよう と努力してきたことで、相手の立場を類推する機会が多かったせいかもしれない。 「うん、合格よ。さすがれいむね!」 「おかあしゃん!れいみゅやっちゃよ!しけんしゃんにごうかくしちゃよ!」 「すごいね!さすがれいむのおちびちゃんだよ!」 今日は試験日。子れいむは当然のように試験に一発合格した。 「それじゃ、子れいむはペットショップにお泊りね。」 これは新しい環境に慣れる練習、と親ゆっくりには説明しているが、演技上手のゲスを見抜くための 措置だ。お泊りまで行ってしまうと安心しきって、ほとんどのゲスは本性を現すからである。 親れいむはあらためて子れいむを両方のもみ上げでぎゅっと抱きしめた。 「おちびちゃん、よくがんばったね!れいむうれしいよ!」 「…おきゃーしゃん…。ぐしゅっ。」 子れいむは涙声だ。いくら優秀でも、巣立ちするには幼い。 「あんしんして、おちびちゃん!おちびちゃんがかいぬしさんのいうことをちゃんときけば、 かいぬしさんはゆっくりできるよ!おちびちゃんとかいぬしさんがゆっくりすると、 れいむもゆっくりできるからね!それをわすれないでね!」 「ぐすっ、…わかっちぇるよ!れいみゅ、がんばりゅ!」 「それじゃあね、おちびちゃん。」 しかしそれを言い終わるのを待たず、突然ペットショップに轟音が走った。 「!?れいむはここにいて!ここなら安全だから!」 店員のお姉さんが部屋から駆け出した。 店の裏口は積み上げたダンボールが散らかるひどい有様だった。裏口のドアが吹き飛ばされず、 ひしゃげているだけのところを見ると、そこまで大きな爆発ではなかったようだが。 「ゆーっ!さっさとでてきてね!」 表でなにやら騒いでいるゆっくりがいるようだ。お姉さんは急いで壊れたドアを開けようと奮闘 しはじめる。奥からあわてて飛び出してきた店長が、惨状を見て一瞬固まったものの、お姉さんの 姿を見るとドアの撤去を手伝ってくれた。 「ゆっ!おそいよおねえさん!まりさはまちくたびれたよ!」 裏口前、そこにはドスまりさがぷんぷんと怒りながらいた。 「まりさ、これはなんのつもり?」 ドスとはビックリしたが、お姉さんは強気だ。すでに店長が加工所に連絡を入れに戻っている。 少し時間を稼げばすぐに対処できるようになる。 「まりさはおこってるんだよ!さっさとみんなをかいほうしてね!」 「??何の話をしているの?詳しく教えて頂戴。」 「ゆー!とぼけるき!?ぺっとしょっぷさんがまちのゆっくりたちをだましてかこうじょに うりとばしているのはわかってるんだよ!」 「えっ!?私たちが?加工所に?違うわ!全然違うわ!」 お姉さんは驚いて口調がちょっと変になっていた。 「うそはいけないよ、おねえさん!ひがいゆっくりのしょうげんもあるんだよ!」 「本当よ!私たちは街ゆっくり達が素敵な飼い主さんと出会うお手伝いをしてるのよ! その証拠に、お店の中から悲鳴は聞こえてこないでしょ?」 「…ゆっ、そういえばぜんぜんさけびごえとかきこえないよ?どうなって…、ゆん…、ゆん…。 そういうことなんだね?」 ドスまりさはなんだかボソボソとした声にうなづいている。 「ゆーっ!やっぱりうそをついてるんだね!かいぬしさんとかいってだましてるから、ひめいは でないんだよ!」 「嘘じゃないわ!ほら、この写真を見て。巣立ちした子たちよ!」 お姉さんがドスまりさに写真を見せた。ドスは混乱している。 「ゆゆゆっ!?やっぱりおかしいよ…。このこたちはすごくゆっくりしてるよ!どういうことなの!?」 ドスは上目遣いで怒っている。どうやら帽子の中にいるらしい。 再びボソボソとした声がドスまりさに何やら吹き込む。 「…ゆっ!そういうことなんだね!あれは『ごーせーしゃしん』っていうんだね!」 何をどう合成するのかわかってはいないようだが、それでもドスまりさは納得したようだ。 どうもややオツムの足りないドスらしい。 「もうだまされないよ!おねえさん、まりさのどすすぱーくでゆっくりしてね!」 ドスまりさは頬に隠していたスパークきのこを一気に噛み砕く! さすがに危険を感じ、お姉さんは店の中へ避難しようとした。 そのとき、店から何かが飛び出した! 「ゆーっ!!まって、どす!」 あの教え上手のれいむだった。 「おみせのなかにはおちびちゃんがたくさんいるんだよ!おみせをこうげきしたら、おちびちゃん たちがゆっくりできないよ!」 ゆっくりできない、それはゆっくりにとって最大の抑止力。 ドスまりさは口の中に溜まっていたスパークを飲み込んだ。 「れいむ、そこをどいてね!そのおねえさんはうそをついてるよ!どすであるまりさにはわかるよ!」 「うそなんかついてないよ!れいむのおちびちゃんたちはみんなかいぬしさんとゆっくりしてるよ!」 いつの間にか、ドスまりさの周りには多くの街ゆっくりが集まっていた。 「どす!おみせをこうげきしないで!ありすのとかいはなおちびちゃんをいじめるなんていなかもの のすることよ!」 「わかってねー、どす!ちぇんのおちびちゃんはすだちのさいちゅうだよー。こうげきされたら ゆっくりすだちできないんだねー。」 「どす!まりさのおちびちゃんにけがをさせたらゆるさないんだぜ!」 口々にドスまりさを非難する。やや?とはいえ、さすがにドスまりさも何かがおかしいと気づき始めて いた。 「…どういうことなの?まりさにゆっくりせつめいしてね!」 ドスまりさが帽子を振る。べちっ、と地面に落ちたのは、まりさとれいむの番。 「いぢゃい!なにずるんだぜどず!」 「でいぶをじめんざんにおどずなんでゆっぐりじでないどずはじね!」 …まごう事なきゲスの番だった。 「あ、こいつらは山から下りてきたって言うゲスね!」 お姉さんには見覚えがあった。その汚れて、少し破けた帽子とリボンが目印だ。 山から下りてきて、街ゆっくりから『巣立ち』について聞いたという番。「えさがもらえる」という 都合のよいところだけを覚えたらしく、ペットショップにきていきなり 「おちびちゃんをみてゆっくりしてね(するんだぜ)!それとさっさとごはんをよこしてね(すんだぜ)!」 とわけのわからないことをいっていた番だった。 ゲスということで加工所に引き渡そうとしたのだが、詰め込んだポリバケツを職員がひっくり 返してしまい逃げ出していたのだ。 「どうしてまりさにうそをついたの!ゆっくりせつめいしてね!」 「ごのばばあがまりざにごばんをよござながっだんだぜ!ごいづはげずなのぜ!」 「ぞうだよ!でいぶをげずよばわりずるばばあだよ!ゆっぐりどずがぜいざいじでね!」 追い詰められたせいなのか、はたまた落ちたときよほどいたかったのか、2匹はダミ声でドスまりさ に訴える。 もちろんドスは取り合わないが。 「げすはおまえたちだよ!まちのゆっくりたちみんながしょうにんだよ!」 ドスまりさのゆっくりさせない迫力、そして街ゆっくり達の包囲。2匹はおそろしーしーをもらして 涙を流している。 「はーい、そこまでー!ゲスはこちらで処分します。いいですよね、まりさ?」 お姉さんが割って入った。 「…おねえさん、ごめんなさい。まりさがおみせさんをこわしちゃって。」 「いいのよ。わかってもらえれば。」 「おわびにこのげすたちはすきにしてね。できたらかこうじょにおくってね!」 「「がごうじょはい゛や゛ぁぁぁ!」」 「そうさせてもらうわね。」 お姉さんは崩れたダンボールの中から透明箱を2個取り出すと、手際よくゲスを詰め込んだ。 店の修理費には程遠いが、その足しにはなってもらうつもりだった。 「…それじゃ、まりさはやまにかえるね。」 「まりさ、ゆっくり気をつけて帰るのよ。」 「ゆっ…、おねえさんありがとう…。ゆっくりかえるよ。」 ドスまりさは落ち込んだ様子で山へと戻っていった。 騒動もあったが、1週間後には裏口も直り、いつもの日常が戻ってきた。 街ゆっくり達は今日も子ゆっくり教育に励んでいる。 街の人々は物分りのよい子ゆっくりをペットにして満足する。 子ゆっくりは飼い主さんの下でゆっくりと人間社会を学び、飼い主さんを喜ばせ、そして自分も ゆっくりできていた。 街とゆっくりが、ゆるやかにかみ合い、ゆっくりとした時間をまわしていく。 そんなゆっくりした環境のうわさは、いまや山に住む野生ゆっくり達にも伝わっているようだ。 ペットショップの裏口には、そんなうわさを聞いた野性ゆっくりが時々、子ゆっくりや 自分(!)を売り込みにくるようになった。 ほら、今日もまた裏口のベルを鳴らすゆっくりが来た。 最近、山は不作でエサ欲しさに自分を売り込みにくるようなのが多いのよね、と お姉さんは愚痴を言いながら裏口を開けた。 そこにいたのは…。 「ゆっ!まりさはどすまりさだよ!おねえさん、どすをゆっくり買い取ってね!」 ・ゆっくりユニット(略してゆニット)って、ただ「ゆニット」言いたいだけちゃうん? →…、ごべんなざぁぁぁい! ・ありすの見事なダンスって想像つかないんだけど? →MSX 版ディスクステーションの魔導音頭みたいなものだと思ってください。 ttp //www.nicovideo.jp/watch/sm1377973 作者は本当は PSG 版の曲が好きです。どうでもいいですかそうですか。 過去作品 ふたば系ゆっくりいじめ 387 れいむはよげんしゃ ふたば系ゆっくりいじめ 248 ゆっくりできない理由 ふたば系ゆっくりいじめ 216 子まりさの反乱 ふたば系ゆっくりいじめ 182 どすすぱーくをうつよ! ふたば系ゆっくりいじめ 177 人間の畑だと説得してみよう ふたば系ゆっくりいじめ 147 陰口 ふたば系ゆっくりいじめ 111 効率化の道 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る ↓6 もしドスを殺してそのドスの群れが攻めてきたらどうするんだよー わかれよー -- 2013-09-19 23 56 33 ゆっくりにたいしてなんだからそんなこまかいところまでといつめなくてもいいよー? わかってねー? -- 2012-07-26 13 44 57 ↓4 れいむいかのちのうなんだねーわかるよー -- 2011-07-06 22 12 38 ↓3 ドスって言っても山暮らしなんだろうから、町のルールを知らないのも当たり前だろ そこにいかにも人間に危害を加えられた風体で来られれば、口車に乗せられるのも想像に難くないだろ それに弁償とか言ってるけど、山暮らしのドスに、そんな経済力あんのかよ?www -- 2011-06-16 23 32 01 ドスはオークションかなにかでかければかなり高値つくんじゃないかな 繁殖で増やすこともできない突然変異のみだし 野生のドスは能力、性格含めて捕獲や飼育に困難があるかと 自身を売った固体なら飼育してもむやみに暴れる危険性も少ないだろうしね -- 2011-04-29 16 07 03 ↓↓それは違うと思います なぜなら、ドスは比較的頭が良いので同じ過ちを犯しませんが、 そこでドスをころしたら他の群れのゲスやそのドスの子供が今回 のように攻めて来るかもしれないのです だから逃せばそれが抑止力になって野生のゆっくりによる 被害が減るから逃がしたんだと思います -- 2011-01-05 23 51 28 ゲスに簡単に騙されて人間に戦いを挑み 実際にドアまで破壊した 危険極まりないドスは野放しなんだ・・・ しかも店長の了解もなし勝手にドスを許すお姉さんってw 店長より偉いの?wお姉さんが弁償するの?w このお姉さんを筆頭にこの町の人間は ゆっくり並みの知能しかないんだろうね -- 2010-11-09 19 54 01 どすを買い取る奴はいるのか…? それにしても住みやすそうな町だ ゆっくりも人間も損をしない素晴らしい街だ -- 2010-10-15 00 07 02 きっと不作で群の皆を生かすための食料が欲しかったんじゃないか…? おちわろたけどwww -- 2010-10-10 21 35 48 落ちワロタwww -- 2010-08-02 18 26 18 最後のドス子供じゃなくて自分を売り込むんかwww -- 2010-07-13 23 03 20
https://w.atwiki.jp/futabayukkuriss/pages/2110.html
「ふたば系ゆっくりいじめ 1008 つまらない/コメントログ」 とても興味深いお話でした。 ゆっくりありがとう! -- 2010-07-06 13 32 56 たしかに原初のゆっくりっていじめがいも愛でがいもないよなあ。 -- 2010-09-01 22 21 28 ↓制裁派にはそうかもしれないが俺としては意外とそんなこともない -- 2010-12-01 03 51 48 中々面白い村だなw 青年も余計な事を… 人間よりゆっくりの味方するなよーw -- 2010-12-05 08 56 09 お兄さんのゆっくり好きを否定する気はないが、村の邪魔をして、しかもその邪魔の仕方が「自分やさしいですぅ」 って感じで殺したくなった。実際にあっても殺さないけどね。 -- 2011-10-24 15 44 47 原初のゆっくりって、分裂で増えるし、そも「不死」じゃなかったか? アンパンマンみたいに顔を割って「死なないおたべなさい」ができるようだし。 潰しても潰れないというか、潰れても「おおひどいひどい」とか言ってすぐ元にもどるはず。 -- 2012-09-14 11 20 44 ↓↓農作物への被害を防ぐための駆除ならともかく、遊び目的で虐殺するような連中の都合なんて考える必要ねーよks -- 2012-09-21 16 57 16 原始ゆっくりってどうなったんだろう? 不死なのに今はいないって不思議~?(国家研究機関に捕まった?) ※野良は絶滅させる気でやらないと、日本で農業できなくなるぞ? 現実問題、外来種で在来種が絶滅しそうなのに。 -- 2018-01-05 23 21 10
https://w.atwiki.jp/futabayukkuriss/pages/447.html
ゆっくりはじけてね! 7KB ※M1あきさんの種ゆっくりに触発されて書きました ※独自設定垂れ流し 「ゆぎゅるぱあああ!」 よくわからない悲鳴と破裂音。その爽快な二重奏でゆっくりれいむは弾け散った。バット を通して伝わる断末魔の衝撃が実に気持ちいい。 今日は休日。久しぶりに来た山では、またゆっくりが大量発生していた。この山では定期 的にゆっくりの駆除が行われているらしいが、絶滅には至らないらしい。もろいくせに実 にしぶといナマモノである。 俺は社会貢献とストレス発散のため、こうしてゆっくりをバットでたたきつぶしてまわっ たわけである。ずいぶんやっつけた。群れ一つはたたきつぶしただろうか。今つぶしたれ いむがおそらく、ここら一帯の群れの最後の一匹だ。 それにしても、バットでゆっくりをつぶすのはいい。どのゆっくりも気持ちよく弾けてく れる。特に最後のゆっくりはいつも一番派手に弾けてくれる。だからゆっくりの駆除はい つも後味よく終えることができるのだ。 実に見事に弾けたれいむ、その残った身体をまじまじと見つめていると、ふと、家に置い てある虐待用のゆっくりまりさを思い出した。 「……これ、あいつの餌にちょうどいいな」 いい思いつきだと、俺は食べ終えた弁当箱の中に、れいむの餡子を詰めるのだった。 ゆっくりはじけてね! 「ゆあああ! やべでええええ! ゆっぐじできないいいい!」 水槽の中のまりさはおびえきっていた。 あの後。家に帰った俺は、さっそく水槽に閉じこめたまりさに餡子をやった。 すると、この怖がりようなのだ。 「どうしたんだよ? ただの餡子だよ餡子。たーんとおあがり」 「うぞだああああ! ごれはあんござんじゃないいいい! おにいざんはゆっくりでなじ いいいいい」 このまりさ、捕まえたばかりでまだこれといった虐待はしていない。いきなり死なれても 困るから、まずは栄養をつけてもらおうというのにこの始末。 これは、あれだろうか? ゆっくりはお飾りについた死臭を嫌がるという。それと同じで、 たとえ見た目が餡子でもわかるのだろうか? でも、ゆっくりの死体をそれと知らずに食べてしまうゆっくりというのもよく聞く話だが。 そんなことをつらつら考えていると、まりさがじっと俺の方を見ているのに気がついた。 「なんだよ」 「おにいざん! おねがいじまずっ! ごのあんござんをまりさのちかくにおかないでく ださいっ!」 「はあ?」 「このあんこさんがあるとゆっくりできないんですぅぅぅ!」 まりさはあんこからなるべく距離をとろうと、水槽の隅に身体をべったりと押しつけてい た。 なかなか愉快な眺めだ。 こいつを虐待するのはさぞや楽しいだろう。 だが、今日のところは山でゆっくりをたっぷりつぶして満足している。明日にしよう。 それに、 「おにいざああああん! はやくこのあんこさんどかしてええええ!」 「やだね」 このままにしておくのもおもしろそうだ。 水槽を防音仕様のふたで閉じると、まりさの叫び声は聞こえなくなり静かになった。 このまま一晩おびえさせておこう。そして、明日楽しもう。 そう決めて、俺は床に着いた。 「……なんだこりゃ?」 翌朝。まりさの水槽を見てみると、おかしなモノがあった。 あのれいむの餡子から、よくわからないものが生えているのだ。 植物……だろうか。形はそうだ。茎があり、葉があり、そして実が生っている。 おかしいのは色だ。茎は茶色というか黒というか、あえて言うなら餡子色。葉はなんと赤 い。しかも縁を白いフリルで飾っていて、どこかれいむのおリボンを思わせるデザインだ った。 実も餡子色。球形で、表面はびっしりと粒で包まれている。 見たことも聞いたこともない植物だった。 まりさはどうしているかと見れば、昨日と変わらず水槽の端にいて、ぶるぶると震えてい る。 水槽のふたをずらしてまりさに問いかけてみる。 「おいまりさ、こりゃなんだ?」 「ゆううう! おにいさん! はやくまりさをここからだして! ここはゆっくりできな い! ゆっくりできないんだよおおおお!」 このまりさのおびえよう。間違いなくこの植物のことを知っている。 まりさに問いただそうとしたとき。 ぽん、という間抜けな音とともに、実が弾けた。 「!」 とっさに水槽のふたを閉じると、小気味いい衝撃が伝わってくる。あの実の表面について いた無数の粒。それが弾け飛び、水槽のふたに当たったのだ。なかなかの威力のようだ。 危ないところだった。ふたがなければ食らってた。目にでも当たったらやばかったかもし れない。 実は球形、粒は表面にびっしり。だから、全周囲に飛んだのだろう。粒は水槽のなか、縦 横無尽に飛び散ったようだ。 まりさは助からなかった。恐怖の表情のまま、体中に無数の穴をあけて「永遠にゆっくり」 していた。 「いったいなんだったんだ……?」 ホウセンカの種が弾けたようなものだろうか。それにしてもすごい勢いだ。水槽の中でな かったら相当広範囲に飛び散ったことだろう。 水槽の中、いくつもの種らしきものが転がっている。 ゆっくりの餡子から生えた謎の植物。そして、種。興味がわいてきた。 俺は水槽を庭に持っていくと、種の飛び散る水槽の中へ土を適当に盛った。そしてついで とばかり水をかけておく。 さて。これでなにか生えてくるのだろうか。 気長に待ってみるとしよう。 「ゆっくち!」 「ゆっくちしちぇいっちぇね!」 「ゆっくち! ゆっくち! ゆっくちぃ!」 気長に待つつもりだったが、翌日には変化が起きていた。 水槽の中にはびっしりと、無数に生える餡子色の草。その先端には実ゆっくりが生って、 盛大に騒いでいるのだ。 「な、なんだこりゃ……」 俺が驚く間もなく、実ゆっくりどもは次々と生まれ落ちていく。 「ゆっくちうまれりゅよ!」 「ゆっくち! ゆっくちしちぇいっちぇね!」 地面に降りると、今まで自分を支えてた餡子色の茎を食べ始める。 「むーちゃ、むーちゃ、ちあわちぇー!」 「おいちーね! ゆっくちーっ!」 あまりの光景に思考が混乱する。 あの種は……ゆっくりの種、だったのか。だがこんなものは見たことがない。ゆっくりの 死体からあんな植物が生えるのだって聞いたことがない。ゆっくりは植物型にんっしんす るが、目の前で起きているこの現象はまるで違う。 なにがおかしかったのか。 俺はいつも通りにゆっくりの群をつぶして、最後のれいむはいつも通り弾けて、その餡子 を持ってきて……。 そこで、なにか引っかかる。 「最後の、れいむだからか……?」 群れ最後のゆっくりはいつも爽快かつ盛大に弾ける。 もし、仮に。最後に弾けたれいむの餡子それぞれからあの植物が生えたら、どうなるだろ うか。 広範囲に種をばらまき、それからこうして大量のゆっくりが生まれることになる。 俺はなんとなく、ゆっくりがいくら潰しても絶滅しない理由がわかったような気がした。 これはきっと、ゆっくりという種の生存本能の発露なのだ。 あのまりさが脅えたいたのも無理はない。あの餡子は、群れを全滅させた証明みたいなも のなのだから、本能的に恐怖を感じたのだろう。 まったくもって、不条理かつ不可解なナマモノだ、ゆっくりというやつは。 さて。 それにしても、これはどうしたものだろうか。 「ここはれいみゅのゆっくちぷれいちゅだよ! ばかなじじぃははやきゅあまあまもっち ぇきちぇね!」 「あまあまよこちぇえええええ!」 「きこえにゃいの? ばきゃなの? ちぬの? つかえないじじぃだね!」 ……まあ、ゆっくりが絶滅しない理由がなんであろうと、俺がやることは決まっているわ けだが。 俺は大量に生まれた赤ゆっくり相手に、じっくり楽しめるよう虐待道具を用意するのだっ た。 あれから、あの水槽をどうしたかといえば……実は、ほとんどそのままにしている。 産まれた赤ゆっくりの何匹かは虐待して楽しんだが、それが終わると放っておくことにし たのだ。 ゆっくりどもはそうしたら、やがて共食いを始めた。 そして、最後の一匹になったところでたたき潰す。そうすると、またあの餡子色の植物が 生えてきたのだ。 どうやら大量にいたゆっくりが全滅したことにより、最後のゆっくりは「群れ最後のゆっ くり」ということになるらしい。 気が向いたら、途中で何匹か抜き出して虐待する。 全滅しかけたら、最後のは潰して弾けさせる。そうすればまた増える。 こうして俺は、無限に虐待できるすてきな水槽を手に入れたわけである。 「やべちぇえええええ!」 「ここからだしちぇええええ!」 「ゆっくちできないぃぃぃぃぃ!」 了 by触発あき 過去作品 ふたば系ゆっくりいじめ 163 バトルゆ虐! ふたば系ゆっくりいじめ 172 とてもゆっくりした蛇口 ふたば系ゆっくりいじめ 180 ゆっくりばけてでるよ! ふたば系ゆっくりいじめ 181 ゆっくりばけてでるよ!後日談 ふたば系ゆっくりいじめ 199 ゆっくりたねをまいてね! 上記以前の過去作品一覧は下記作品に収録 ふたば系ゆっくりいじめ 151 ゆっくりみわけてね! 元ネタ絵 byM1 触発あきの作品集 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る ペルソナ厨は、雑魚いから死んでください -- 2014-09-24 00 41 13 全く、デビルサマナーかペルソナ使いを呼んで ムドブースタ+ムドハイブースタ+死んでくれる?をやってほしいわ -- 2014-07-31 12 59 16 ↓↓い、今更ですか!? -- 2014-03-13 00 25 23 たしかに ↓ -- 2013-07-20 18 03 01 ゆっくりは生物というそれを大きく外れているな -- 2012-12-18 17 28 16 うぉぉぉぉ!俺にくれぇぇぇぇ -- 2012-08-02 18 30 31 俺ぶつぶつしてんのがびっしりあるの嫌いだから想像して鳥肌たった -- 2012-02-25 22 20 59 wwwwwwwまりさがおびえてたのはそーいう理由かwwwwwwwwww -- 2011-10-06 21 06 27 うまいな。 意外とスルーされがちな「ゆっくりが絶滅しない訳」に対する結構しっくりくる答えだ -- 2010-09-12 05 33 30
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutau2/pages/215.html
(前) 「ただいまー。」 「「「「「ご主人様、おかえりなさい!!」」」」」 ゆっくりたちが玄関で迎えに来た。れいむ、まりさ、みょん、ちぇん、ありす、れてぃ、等など、いろんな種類のゆっくりたちが主人の帰宅をよろこんだ。数は30ほどはいようか。 玄関で靴を脱ぐとれいむが器用に靴を下駄箱になおし、収穫した山菜をおろすとまりさやみょん、ちぇん、れてぃたちが食料庫へと協力してもっていく。きちんと分類して整理することも忘れない。 台所では別のきめぇ丸とふらん、れみりゃなどが簡単な料理を作っている。おおまかな料理はお兄さんが作るが、味噌汁や揚げ物の下ごしらえ、漬物など簡単なものくらいはできるようだ。さすがに揚げ物を揚げるのは危険なのでしないが。 そう、この万能お兄さんの家はゆっくりたちにとっては真の「ゆっくりプレイス」と言えよう。捕食種のれてぃやふらん達もれいむ達には襲わないように躾けられていて、しっかりと協力して共存している。 服を脱ぐときめぇ丸がハンガーにかけてくれた。まぎらわしいので、このきめぇ丸をA、台所で料理しているきめぇ丸をBとする。 「さぁ、いろいろやることが終わったからご飯を作ろうか」 台所に下りていき、料理を作り始めた。 「ではみなさん、ご一緒に」 「「「「「「いただきます!!」」」」」」」 それぞれが仲良く料理を食べる。今日取ってきた山菜と、家のゆっくりたちが育て上げた野菜、デザートにはあけびと豪華だ。 各々は料理を食べるがこぼすなどの粗相はしない。捕食種のれみりゃやふらんも野菜や料理を食べるように躾けられている。今までゆっくりのみを食べているが、躾ければ野菜も食べるようだ。 だが、たまにゆっくりを食べさせないと発作が起きるようなので注意が必要だ。 みんなが食べ終わった後、報告会が始まった。 「では、各自報告を」 お兄さんが言うと、農場を管理するリーダーのれいむが報告を始めた。万能お兄さんの家の畑の野菜は、ゆっくり達によって管理、生産されている珍しいものである。水道の整備などできないことはお兄さんがするが そのほかは躾と教えにより、ほとんど人間の手を使わずに生産することが可能となった。たまに新聞記者などが取材に来るほどのものだ。 「きょうはやさいのだいぶぶんがしゅうかくできました!!みんながきょうりょくしてくれたおかげです!!むしくいもほとんどありませんでした!!」 「そうか、がんばったね」 「でも、きょうもやせいのゆっくりがおそってきましたー!!」 農場や家の警護するリーダーであるちぇんが報告する 「へぇ、で、殺したのかい?」 「30ひききて、はんぶんはころしました!!あとはつかまえて倉庫にいます!!ご主人様のいいつけはまもりましたよー!!」 「ご主人様のはたけをあらすやつはゆるさないよー!!したいはちゃんとそうじして、はたけのひりょうにしましたよー!!」 「よしよし、よくやった」 「しょくりょうこのしょくりょうをかぞえたら、ことしのふゆはじゅうぶんこせるほどのりょうがあつまりましたぜ!!」 倉庫番のまりさが報告する。 「ほぞんももんだいないですぜ!!いたんでいるのはべつのはこにぶんるいしているんですぜ!!」 「そうか、なら今年の冬は去年よりゆっくりできるね」 「「「「「ゆっくりできるね!!」」」」」 「よし、報告会はこれで終わり。僕はいまから捕まえたゆっくりを虐待しに行くよ。れみりゃ、ふらん、れてぃ、おいで。あときめぇ丸A,Bも」 「うー♪ゆっくりがたべれるどー♪」 「「ご主人様のモノに手を出すとは、愚か愚か」」 「「「「「ご主人様!!ふとどきものはゆっくりころしてね!!」」」」」 この家のゆっくり達は家の仲間がいじめられるのは許せないが、野生のゆっくりをお兄さんが虐待しても、同族がいても文句は言わないし、お兄さんがある日突然家のゆっくり達をいじめても受け入れる(優秀な労働力に、そんなことはしないが)。 大切なご主人様のものや仲間を傷つける不届きものは許せないのだ。だからお兄さんが野生のゆっくりを虐待しても文句は言わないし、悪が滅びることに喜びを感じ、もし自分が悪いことをしたら罰は甘んじて受け入れる。それに、外の連中などに興味はまったくないのである。 普通のゆっくりはこういった考えは浮かばない。それはひとえにお兄さんが彼女達をしつけ、餡子の中身を白餡にかえたりして清く正しいゆっくりに改造したからだ。だから言葉が敬語で、お兄さんと呼ばずご主人様と呼んで いるのも白餡の効果である。 この家にすむゆっくりの3分の2は中身が白餡である。のこりは改造を施す必要なく、躾けによって十分、清く正しいゆっくりと判断されてそのままになっている、きめぇ丸A,Bとゆちゅりーがそうだ。 清く正しく従順な奴隷がこの家にはいるのであった。すべては万能お兄さんの思うがままに動く。 倉庫の中にいき、ゆっくりたちを捕らえている柵をみた。15匹で、れいむ種が5、まりさ種が4、赤れいむが6という割合だ。万能お兄さんは、畑をおそってきたゆっくりは半分は残すように言いつけている。 「ゆっ!!おにいさんだれ!?わたしたちをゆっくりだしてね!!」 「はやくまりさをださないといたいめにあうんだぜ!!」 野生のゆっくりは相変わらずだな、すこしはいいのがいないと人間にいじめられるのになぁ。と思いながらゆっくりに尋ねる。 「君達に聴きたいことがある、君らはあの山のドスの群れなのか?」 「まりさたちはそんなやつしらないんだぜ、はやくここからだすんだぜ!!」 「ついでにごはんももってきてね!!ここじゃゆっくりできないよ!!ここにあるやさいはぜんぶちょうだいね!!」 「あまり僕にたいして偉そうなことを言わないほうがいい、これでもまだ言うかね?」 と、きめぇ丸とれてぃ、ふらん、れみりゃをゆっくり達に見せた。捕食種達をみて、ゆっくりたちは震え上がる 「は、はやくにがしてね!!ゆゆゆゆ、ゆっくりできないよ!!!」 「じゃあ僕に対して敬語でいうこと、いわなかったら餌になってもらう」 「「「「ゆっくりわかったよ!!」」」」 「はやくどっかにいっちぇね!!おにいさんはゆっくりでていっちぇね!!」 1匹の赤れいむがそういったのでお兄さんはを拾い上げ、手で圧迫し始めた。 「ゆ゛あ゛あ゛あ゛あ!!!!!!!ちんじゃう!!!!くるちいよおおおおお!!!!!!」 「やめでえ゛え゛え゛え赤ちゃんをいじめないでええええええええ!!!!!!」 「そうかそうか、君はこの子を助けたいんだね?」 「ゆ゛っ!ぞうでずうううう!!!だずげでぐだざいおねがいじまずううううううううううう!!!!!!!!」 「じゃあ今回は特別に助けてあげよう、次敬語で話さなかったら2度目はないよ」 「あ゛りがどうございまずううううううう!!」 そういうと、万能お兄さんは赤れいむを離す。しかし赤ん坊はしょせん赤ん坊。すぐにいったことをわすれてしまうものであった。 「おにいさんとはゆっくちできないよ!!ゆっくちちね!!!」 そういった赤れいむをまた拾い上げ締め上げる 「やめでえ゛え゛え゛え赤ちゃんをはなしてえええええええ!!!!あ゛や゛ま゛り゛ま゛ず!!!ごべん゛な゛ざい゛い゛い゛い゛い゛い゛いいいいいいい!!!!」 「2度目は」 にこやかに言いながら 「ない」 「ゆびゅっ!!!」 一瞬何が起こったのか理解できなかったが、次第に餡子脳が理解していき 「あ゛あ゛あ゛あ゛!!!でい゛む゛の゛赤ち゛ゃん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛!!!!!!」 悲鳴が倉庫に響いた。 お兄さんは手をれみりゃたちに差し出した。餡子がへばりついた手をれみりゃ、れてぃ、ふらんが競うようにして餡子を嘗め取る。くすぐったくてきもちがいい。 「どぼじでごんなごどをずるのお゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛!!!!!!」 「自分達が行ったこともわからないほど脳がゆっくりしているのか。お前達は僕の畑を荒らしただろう?」 そういわれるとゆっくりたちは黙った。やはり悪いことをしたとは感じるようだ、だがそれでもまりさがいってきた 「あれはまりさたちがみつけたんだぜ!!ほかのゆっくりたちがじゃましたけど、まりさたちのものなんだぜ!!!」 そう言ってきたまりさの目に指を突っ込み、抉り取る。 「ま゛り゛ざのめ゛があ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あああああああ!!!!!!!」 目玉を舌に載せレロレロレロレロレロレロレロレロ。 ゆっくりの体は全て食べられるから驚きだ。この目も羊羹でできているのでおいしい。ゆっくりの種類によってはゼリーだったりするが 「すぐに自分のもの宣言するのはどのゆっくりも変わらないんだな」 そしてまりさの歯を抜き食べる。立て続けの激痛に気絶してしまった。 砂糖菓子なのでカリカリした食感がよい。おいしいのでついついもう一本抜いて食べる。うん、うまい。これなら中身も期待できるかな? と、お兄さんは気を失っているまりさの口の中に手を突っ込み、指で穴を開け、一気に中枢の餡子まで指を通して嘗めてみる。指で穴を開けたときに、激痛により気絶から目を覚ましたが、中枢を嬲られたショックで、また気絶した。 「うーん、うまいといえばうまいがいまいちだな、Bってところか。」 万能お兄さんは、中枢餡子の味によるランク付けを行っていた。上からS,A,B,C,Dと分類分けしており、高ければ高いほど優秀なゆっくりで、群れを率いるリーダーとして、母として、運動能力、頭脳が秀でているとしてなどなど あらゆる面での優秀さを約束されている。ペットに最適でもあり、お兄さんはほかの人でペットとしてゆっくりを買いたいと思う人に、高いランクのゆっくりを薦めていた。おかげでブリーダーとしても評価は高いし、今まで不満を言ってきた人はいない。 逆に下のランクは、子殺しを平気でする、仲間を見捨てるのは当たり前など、そういったゲス傾向が強い。 万能お兄さんはそういった独自の方法により、ゆっくりをランク付けをしていき、優秀なもの、Sランクのもののみを家に置き、白餡にいれかえたりそのままにしておいたりした。こうしてこの家のゆっくりたちが生まれた。 (れみりゃやふらんのような肉まんはわからないので、餃子の中身と入れ替えたら運良く成功した、れてぃのような希少種はそのまま白餡に入れ替えた) 「こいつBだし、さっき敬語いっていなかったからいらないや。餌決定ー♪」 というと、柵からまりさをとりだし、ふらんたちの方へ放り投げる。さっきの母れいむも、言ったことを守っていなかったが、子に見せ付けるためにまだ殺さないでおく。 「やっ!やめてっ!!まりさはおいしくな、ゆぎぃっ!!!いだいいいいいいいい!!!!だずげでえ゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛ええええ!!!!」 まりさの悲鳴を気にせず、ふらんたちは仲良く綺麗に三等分しておいしく食べた。 ほかのゆっくりたちは恐怖のあまり隅によりそって震えている。何匹かは気絶してしまった。 「うーん、時間がかかるな。あともう少ししたら集会いかないといけないしな、こいつらは後回しにしようかな」 「ならご主人様、わたしたちも」 「お手伝いします」 ときめぇ丸A,Bが進みでた。 「じゃあ頼むよ僕は集会に行ってくる。見込みのないやつは遠慮なく餌にしてもいいし、お前達の遊び道具にしていいよ」 そういうと万能お兄さんは倉庫を後にした。 うしろから 「ゆっくりでぎないよお゛お゛お゛お゛お゛お゛おおおお!!!!ゆっぐりうごいでえ゛え゛え゛え゛え゛え゛ええええええ!!!!!」 「だずげでえ゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛ええええ!!!!じにだぐない゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛いいいいい!!!!!!!!」 とゆっくりたちの叫び声が聞こえた。おそらく頭を高速シェイクして、耐えられるものを選別しているのであろう。この選別はお兄さんの中枢餡子格付けより正確であったので頼りになる。 もっとも、あの動きをみて、死なず、気絶しなかったものは今までで数えるほどしかいなかったが。 村長宅にいくと、すでに人が集まっていた。虐殺お兄さんは、ちゃんと人を集めてくれたようだ。 「おお、万能お兄さん、おそかったのぉ」 と村長が声を掛けてくれた ほかの男達から、遅かったな、真打登場だ、などのやっかみをうけながら皆の前に立つ 「さて、皆を集めた理由を聞こうか」 村長が厳かにいい、お兄さんの言葉に全員が耳を傾ける 「こんばんわ皆さん、夜分遅くにすみません。今日集まったのはほかでもない、山に現れた野生のゆっくりの群れについてです。」 そういうとどよめきがはしる。 「うちのきめぇ丸の偵察により、ある野生のゆっくりがこの村を襲うと宣言したそうです。理由は冬篭りの食糧確保のためだそうです。」 お兄さんはきめぇ丸が撮った写真を皆に見せた。ドスやクイーン、それに大量のゆっくりを見て男達に不安の声がでた。 「おい、このゆっくりの群れって山小屋のきこりさんが襲われていたやつじゃないのか?」 「ええ、そうです。ドスの言質も取れていますので間違いはないかと。」 「なら、きこりさんの怪我の仕返しができるってもんだな」 そういうと虐殺お兄さんは両手を握り、ポキポキと音を鳴らす。 「おい、万能お兄さん。こいつらはいつになったら襲うんだ?俺トラップしかけてーんだけど」 虐待お兄さんがわくわくしながら言う。 「あと、ほかのゆっくりたちの被害も確認して、被害があるようなら保護したいんだけれど…」 愛でお兄さんも、この大規模なゆっくりの群れに、ほかのゆっくりたちが略奪などの被害を受けていないか心配なようだ。 万能お兄さんはそれらを聞き、口を開く 「まずこいつらは、ドスのみならずクイーンもいるので、ほかのドスの群れとは違い統率が取れています。群れの連中も不満をもったものはいないので、ほかのゆっくりの群れを襲うようなことはしていません。 あと、村を襲うのは僕の見立てでは2週間後と見ています」 「なぜ、そんな確信がもてるのかのう?」 村長が尋ねる 「ゆっくりを見ればわかるんですが、怪我や肌のはり、髪の毛などの状態もいいので少なくとも荒れた群れではないのです。それに2週間後と見ているのは、食料庫の量を見る限り、ドスはできるかぎり食料を集め、それでも間に合わなかった場合に 僕達の村に食料をわけてもらうよう「お願い」をするんだとおもいます」 「お願い?さっき襲うといったじゃないか」 虐殺お兄さんが尋ねる 「ええ、彼女は僕達のところにきてこう言うでしょう「冬を越す食料がたりないからわけてください!!おねがいします!!」ってね。しかし皆さん考えてください。なにかと交換ならともかく、一方的にくれといっているのを お願いと言えるでしょうか?」 万能お兄さんは見渡しながら言う、皆気づいたようだ。 「そうです、彼女は事を荒立てないよう「お願い」をしますが、なにも渡さずにくれといっているのは脅迫に近い。それにゆっくりたちはこういった人間に要求するときはかならずほかのゆっくりを大量につれてきます。 僕らへの示威行動かどうかはわかりませんが、交渉が上手くいかなかったら回りのゆっくりは騒ぎ立てて、「ゆっくりしね!」「どすのばか!」などといい、亀裂が走る。その後はどうなるか…ご想像できますか?」 「村の反発と、仲間の反発によりパニックに陥って、ほかの仲間が村を襲うのを抑えきれずに…ヤケになって暴れるんじゃないかな?」 ゆっくりと、愛でお兄さんが口を開いた。我が意を得たりと、万能お兄さんが頷く。 「僕がいった襲撃とはこういうことです。やつらが分けてくださいといっても、応じなくてよい。逆に殲滅できる口実を得ることができますよ」 皆がしんと静まる。 写真の見立てではドスは3mは超えているし、ほかのゆっくりの数も半端ない数だ。この村の男たちはほとんどが初老を迎えていて、体力も十分ではない。村は生き残れるのだろうか?と皆に不安が走ったが。 「でも皆さんご安心を」 万能お兄さんが元気付けるように言い 「こういうときのために」 虐待お兄さんは不敵な笑みを浮かべ 「俺達ゆっくりスペシャリストが」 虐殺お兄さんが立ち上がり 「いるんですよ」 愛でお兄さんもにこやかに言う 「「「「村に手出しはさせません、皆は私達が守ります」」」」 4人の青年の声が重なる。村長宅に割れんばかりの歓声が沸き起こった。 愛で、虐待、虐殺お兄さんはそれぞれ用事があるので先に帰っていった。だが万能お兄さんは村長宅に留まり、皆を集めて 「では襲撃に備えてひとつの策を弄したいと思います。よって、皆さんに協力していただきますよ。うまくいけば村に大金が手に入ります。」 と万能お兄さんが皆をまとめ、策について話しはじめた。 ちなみに、ほかの3人のお兄さんには知らせないようにと厳重に言っておいた。 会議も終わり、解散となった。お兄さんは我が家へと帰る。 家につくとれいむときめぇ丸Aが迎えてくれた。 「おやおや、寝ていなかったのかい?」 「ゆっ!ご主人様がかえってくるのをまっていました!!」 「そうかいそうかい、ありがとう」 れいむの頭を撫で、居間に座る。れいむに寝るよういってさがらせ、きめぇ丸Aにビールを持ってこさせた。 「そういや、拷問は終わったかい?」 きめぇ丸にビールを少しやって尋ねる 「赤れいむ2匹だけが生き残りました。あとは死んだり気絶したので、れてぃたちのおやつにさせました」 「2匹か、しかも赤ちゃんとは…。結構思わぬ拾い物だな、明日会うのが楽しみだよ」 きめぇ丸はほろ酔いになりながら答える。そして酔っているせいか、いつもより激しく頭をシェイクしている。 「ご主人様、今日は抱いてくれるんですか?」 と服をいやらしく着崩して寄り添ってきた。胴付きの彼女は、サイズが子供くらいだが問題ない(時間が経てば、身長とBWHは結構それなりの大きさになるらしい) 今までも彼女が望めば抱いてやったし、なにより今日はいい赤れいむが手に入ったので気分がよい。 「この変態め、そんなに抱いてほしいのか」 と接吻をした後、お兄さんはきめぇ丸を自分の部屋につれていき、布団の上で彼女に覆いかぶさった。 部屋の中から甘い嬌声がときどきもれてきた。 つづく ____ あとがき ゆっくり虐待は好きですが、なにぶんSSを書くのは初めてです。 他のかたがたのすばらしい作品を参考にしつつ、がんばってかいてみましたがいかがでしょうか? お目汚し失礼します。 選択肢 投票 しあわせー! (2) それなりー (0) つぎにきたいするよ! (0) 名前 コメント すべてのコメントを見る